2026年6月7日(日)、清澄白河の東京都現代美術館で7月26日(日)まで開催予定の展覧会『(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO―新説/真説 コシノヒロコ―』に行ってきました。
『コシノヒロコ』は、1960年代から第一線で活躍を続ける、日本を代表するファッションデザイナー。
妹の『コシノジュンコ』、『コシノミチコ』とともに『コシノ三姉妹』として、日本のファッション界を牽引してきました。
また、ファッションにとどまらず、絵画や書など幅広い分野で創作活動を続けており、本展では、そんな多彩な表現者としての魅力に触れることができます。
べた妻は学生時代にファッションを専攻していたこともあり、『コシノヒロコ』を日本を代表するファッションデザイナーのひとりとして認識していました。
さらに、『コシノ三姉妹』の母がモデルのNHK連続テレビ小説『カーネーション(2011年)』をきっかけに、その歩みや人柄にも興味を持つようになりました。
会場には、半世紀を超えるファッション作品やアート作品が所狭しと並び、その世界観にどっぷりと没入できる空間が広がっていました。
中でも衝撃的だったのは、実際にファッション作品に触れることができる展示!
89歳となった今もなお、第一線で新たな表現に挑戦し続ける姿は圧巻で、そのエネルギーや生命力が作品からも伝わってくるような展覧会でした。
ファッションが好きな方はもちろん、アートが好きな方、歌舞伎が好きな方、デザイナーの心意気を感じてみたい方にもおすすめです。
本記事では、実際に訪れて感じた見どころや混雑状況、バリアフリー情報などを、べたきち夫婦の視点でご紹介します。
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※基本的に写真撮影は可能。
※訪問前に東京都現代美術館公式サイトで最新の情報を確認してください。
※記事内の情報・価格は、訪問当時のものです。
※本記事は、べた妻の執筆(べたきち監修)でお送りします。


べた妻的見どころ
触れる!《テキスタイルへの情熱》




べた妻イチオシの見どころは、何と言っても作品に『触れる』ことができる展示!
展示品に実際に触れられるのは、これまで訪れたファッションの展覧会では初めての経験で、とても衝撃的でした。
お店のようにハンガーラックに掛けられたコレクションを実際に手に取り、素材感や重さを感じたり、服の裏側までじっくりと観察したりできます。
私だけかもしれませんが、ブランドショップでは、敷居の高さを感じてしまったり、店員さんに接客されるのが恐縮で遠慮してしまったりすることもありますが、ここでは心ゆくまで作品と向き合うことができました。
コレクション作品を間近で見られるだけでも胸が高鳴るのに、レースや刺繍、毛皮やペイントの質感、タックの入り方、複雑なパターンまでじっくり観察できるのは、この展示ならではの魅力です。
「どうやって作られているんだろう」、「このパターンはどうなっているんだろう」と、時間を忘れて研究したくなるような、夢中になれる空間でした。
服好きの方なら、ここだけでも時間が足りなくなるはずです。
没入!《コシノヒロコワールド》


和を感じさせる絣模様 背景の絵とマッチ

自然の中に溶け込めそう

繊維の表情がすごい

ファンタジーキャラクターに出てきそう

神秘的! 鹿の目はサガラ刺繍

美しい張感

鳥の刺繍が荘厳

鱗のようなドレス よく見ると!?

フェルトが産む立体感
入り口を進んでいくと、そこにはコシノヒロコワールドが広がっていました。
ファッションデザイナーとして培ってきた半世紀を超える膨大なコレクションが、所狭しと展示されています。
さらに、鏡になっている壁面には、アーティストとしてのコシノヒロコが描いた絵画作品が独創的に展示されて、まるでコシノヒロコワールドの中に入り込んだような気分になります。
インパクトのあるテキスタイルや動物をモチーフにした模様、思わず触ってみたくなる素材感など、細部まで見入ってしまう作品ばかりでした。
コレクションのタイトルにも目を引いてしまい、服とタイトルの共通点を探すのも面白かったです。
新しい日本らしさ!《日本的モダニティ》

富士山好きにはたまらない!


存在感抜群!
日本の伝統文化や美意識を取り入れながら、世界にも通じるモダンなデザインへと発展させた作品が並びます。
日本らしさを大切にしながら、新しい表現へ挑戦し続けてきたことが伝わり、「これが日本らしさなのか」と感じる作品が多く、和とモダンが自然に溶け合う美しさに惹かれました。

個性がキラリ!《こどもファッションプロジェクト》




東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が実施する子ども向け芸術文化体験プログラム「ネクスト・クリエイション・プログラム」の一環として行われている「こどもファッションプロジェクト」の作品も展示されていました。
『ぬいぐるみの衣装』では、小学生から18歳までの子どもたちが、過去のコレクションで使われた残布や、メーカーから提供されたさまざまな素材を使って制作した作品が並びます。
一つとして同じものはなく、子どもたち一人ひとりの個性や発想が光る、素敵な衣装ばかりでした。
また、『作ってみたい服』をテーマに、子どもたちが描いたデザインをデザイナーやパターンナーが実際の衣装として形にする取り組みも紹介されています。
「こんな服を着てみたい!」という子どもたちの夢を、本当に形にしてしまうなんて、ワクワクしてしまう展示でした。

アクセス・車いす&ベビーカー貸出
アクセス



東京都現代美術館へは、電車、バス、自家用車など、さまざまなアクセス方法があります。
電車の場合は、東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口、都営大江戸線「清澄白河駅」A3出口、東京メトロ東西線「木場駅」3番出口、都営新宿線「菊川駅」A4出口など、複数の駅から徒歩でアクセス可能です。
私たちは半蔵門線「清澄白河駅」を利用しましたが、B2出口にはエレベーターがありません。(詳しくは清澄白河駅の構内図へ)
足腰に不安のある方やベビーカーを利用される方は、エレベーターのあるA3出口を利用すると安心です。
なお、べたきちは身体障がいがあり、10分程度の徒歩でも体力を消耗してしまうため、駅から美術館まではタクシーを利用しました(プロフィール)。
公式サイトのアクセスページには、各交通機関からの詳しい行き方に加え、車いす利用者や視覚障害者向けのアクセス方法も掲載されています。
障がいのある方への配慮が行き届いており、とてもありがたく感じました(大感謝)。
車いす&ベビーカー貸出

貸出用に、車いす(自走介助兼用)5台、ベビーカー6台、歩行器1台が用意されています。
1階インフォメーションでスタッフの方に声をかけると、いずれも無料で貸し出していただけます(感謝)。
べたきちも、車いすをお借りして観覧しました。なお、貸出品はいずれも台数に限りがあり、予約はできないのでご注意ください。
料金・障がい者割引
料金
| 単独券 | |
| 一般 | 2,200円 |
| 大学生・専門学生・65歳以上 | 1,500円 |
| 中高生 | 800円 |
| 小学生以下 | 無料 |
※日時指定ではありません。
※一般以外は、学生証や年齢がわかる証明書などの提示が必要です。
障がい者割引
障がい者手帳保持者とその介助者2名まで、入館料が無料になります(感謝)。
対象となる手帳は次の4種類です。
- 身体障がい者手帳
- 愛の手帳・療育手帳
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 被爆者健康手帳
展示室入口にて、上記の障がい者手帳、または障がい者手帳アプリ「ミライロID」を提示してください。
障がい者割引以外にも、さまざまな割引制度が用意されています。対象条件や割引内容の詳細については、公式サイトの「無料入場対象者・割引・入場方法等」をご確認ください。
混雑状況・所要時間など

混雑状況
日曜日の15時50分頃に入館しました。入館待ちの列はなく、スムーズに入場できました。
館内も比較的空いており、作品をゆったりと観賞できました。
お子さんの来場は少なく、落ち着いた雰囲気の中で、多くの方が静かに作品を楽しんでいました。
所要時間
15時50分から17時15分までの約1時間25分かけて観覧しました。
じっくりと観覧したい方、特設ショップでゆっくり買い物をしたい方などは、時間に余裕を持って訪れのがおすすめです。
バリアフリー情報

会場となる企画展示室は地下2階にありますが、エレベーターでアクセスできるため、車いすやベビーカーでも問題なく移動できます。
展示室内は全体的に平坦で、通路も広く確保されているため、安心して観覧できる環境です。
べたきちも車いすで観覧しましたが、不便を感じることなく、快適に展示を楽しむことができました。
最後に

シェイク「エクアドルチョコレート700円」と「まりひめ苺700円」
見て、触れて、考えて。コシノヒロコの創作への情熱を、さまざまな角度から感じられる展覧会でした。
私は特に、実際に作品へ触れられる『テキスタイルへの情熱』のチャプターがお気に入りです。
服づくりの工夫や美しさを間近で感じることができ、時間を忘れて見入ってしまいました。
気になった方は、ぜひ会場でコシノヒロコワールドを体感してみてください。
まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!
また、ぜひ他のミュージアムの記事、ファッションの記事、谷根千の記事、障がい者割引の記事もご覧ください。
開催情報
| 名称 | 『(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO―新説/真説 コシノヒロコ―』 |
| 会期 | 2026年5月26日(火)~7月26日(日) |
| 休館日 | 月曜日(7月20日は開館)、7月21日(火) |
| 開館時間 | 10時~18時(展示室入場は閉館の30分前まで) |
| 入場料 ※当日券 | 一般:2,200円 大学生・専門学校生・65歳以上:1,500円 中高校生:800円 小学生以下:無料 障がい者手帳等保持者とその介助者(2名まで)は無料 |
| 会場 | 東京都現代美術館 企画展示室 B2F 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内) |
| 公式URL | https://hirokokoshino.com/unknown/ |
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!








