【お台場】壮大な世界!『大南極展』│混雑状況、所要時間、見どころなど

  • URLをコピーしました!

2026年7月4日(土)、お台場の日本科学未来館で9月27日(日)まで開催予定の特別展『大南極展』に行ってきました。

本展は、日本の南極観測70周年を記念し、南極の自然や生き物、観測隊の活動、最新の研究成果などを紹介する体験型の展覧会。

会場には、南極で採取された本物の氷をはじめ、34万年前の空気を閉じ込めたアイスコア、歴代観測船の模型、南極の生き物、隕石など、南極の壮大な世界を体感できる展示が数多く並びます。

べたきちが特に印象に残ったのは、貴重なアイスコアと、不凍タンパク質を持つ魚『カラスコオリウオ』の展示でした。

また、子どもから大人まで楽しめる『ミッションシート』も用意されており、体験しながら学べるのも本展の大きな魅力です。

暑い夏でも、南極の世界を体感しながら涼しい気分になれるので、この夏のお出かけにもぴったり!

南極や涼しさを感じたい方はもちろん、映画『南極料理人』やアニメ『宇宙よりも遠い場所』が好きな方、冒険に憧れる方などは必見です。

本記事では、実際に訪れて感じた見どころや混雑状況、バリアフリー情報などを、べたきちの視点でご紹介します。

他のミュージアムの記事上野の記事障がい者割引の記事科学の記事はこちら。

※トップ画像は、南極探検船『開南丸』。

※すべての展示物の写真・動画撮影が可能。映像の録画は不可。フラッシュ撮影、三脚、セルカ棒などの使用禁止。

※訪問前に日本科学未来館公式サイトで最新の情報を確認してください。

※記事内の価格・情報は、訪問当時のものです。

大南極展の大看板
本展の大看板
スポンサーリンク
目次 読みたい場所へジャンプ!

べたきち的見どころ

本物に触れる!《南極の氷》

南極の氷にタッチする様子
細かな気泡も観察できる
南極の氷にタッチするべた妻
細かな気泡も観察できる

会場に入ってすぐの場所には、南極で採取された『本物の氷』が展示されています。

実際に触れることができ、ひんやりとした冷たさに、暑くなった体もクールダウンできます。

氷の中には、数千、数万年前の空気が閉じ込められた細かな気泡も見られました。

遠く離れた南極の地に思いを馳せながら、南極を感じられる展示でした。

南極観測船の歴史!《しらせ》

歴代の南極観測船が並ぶ
1番左側が現在稼働中の4代目『しらせ』
歴代の南極観測船が並ぶ
1番左側が現在稼働中の4代目『しらせ』
白瀬矗(1861〜1946年)の肖像写真
白瀬矗(1861〜1946年)
日本人初の南極探検家 ワイルドだろ~!

『南極観測船』は、南極観測隊や観測に必要な物資を運ぶための船。

厚い海氷を割って航行する砕氷能力を備えており、現在活躍している2009年就航の4代目『しらせ』は、厚さ約1.5mの氷を割りながら進むことができます。

会場には、日本初の南極探検で使用された探検船『開南丸(トップ画像)』から、現在活躍する4代目『しらせ』まで、歴代の南極観測船を再現した1/100スケールの模型が展示されています。

南極観測船『しらせ』は、日本初の本格的な南極探検を成功させた探検家『白瀬矗(しらせ のぶ)』の功績をたたえ、その名前にちなんで名付けられました。

未知の世界に挑む探検家って、カッコよくて憧れます!

べたきち夫婦は『白瀬矗』のことを知らなかったので、今回の展示をきっかけに覚えておきたい偉人の一人になりました。

地球の年表!《2,499m深層のアイスコア》

2,499m深層から採取されたアイスコア(横から)
2,499m深層から採取されたアイスコア(横から)
−28℃で保管されている
アイスコア(上から)
アイスコア(上から)
34万年前の空気を閉じ込めている!
『深層アイスコア採掘ドリル』
大きい!

昭和基地から約1,000km離れた南極内陸部にある『ドームふじ観測拠点』で、地下2,499mから掘削された『アイスコア』が展示されています。

これほど貴重な『アイスコア』が一般公開される機会は非常に珍しく、会場では−28℃に保たれた専用ケースの中で展示されていました。

この『アイスコア』には約34万年前の空気が閉じ込められているほか、火山灰や大気中のちり、海塩なども含まれており、当時の環境を知るための“地球の年表”ともいえる貴重な資料です。

さらに、実際にアイスコアの掘削で使われた『採掘ドリル』の一部も展示されており、メカ好きにもたまらないエリアです。

べたきち夫婦は、映画『南極料理人(2010年)』で描かれたアイスコア採掘のシーンを思い出しました。

なお、映画『南極料理人』は、Netflix、Amazon Prime Video、Hulu、DMM TVなどで見放題配信されているので、まだ未視聴の方はおすすめです。(※2026年7月10日時点)

スポンサーリンク

凍らない血液!《カラスコオリウオ》

左から『ショウワギス』、『カラスコオリウオ』、『ボウズハゲギス』の標本
左から『ショウワギス』、『カラスコオリウオ』、『ボウズハゲギス』の液浸標本
ボウズにハゲって言い過ぎ…!
『マジェランアイナメ』の剥製
『マジェランアイナメ』の剥製
『メロ』の名前で流通

お魚好きなべたきちが注目したのは、ひっそりと佇む『南極の魚類』の展示。

南極の海水は、塩分の影響(※凝固点降下)によって約−2℃まで液体のまま保たれています。

そんな極寒の海でも、南極の魚たちは凍りつくことなく暮らしています。

昭和基地周辺では14種の魚類が確認されており、その多くは血液中に『不凍タンパク質』を持つことで、体が凍るのを防いでいます。

その代表的な魚がコオリウオ科の魚類で、本展では『カラスコオリウオ』が展示されていました。

コオリウオ科の魚は、赤血球がほとんどなくヘモグロビンも持たないため、血液が透明に見えることで知られています。

ちなみに、大きく展示されていた『マジェランアイナメ』は、不凍タンパク質を持たない魚だそうです。

同じ南極の海で暮らしていても、生き抜くための戦略は魚によって異なっているのがおもしろいですね!

生き物たちの多様な生存戦略には驚かされるばかり!今後の研究にも期待大です!

※凝固点降下:水に塩などが溶けることで、水が凍る温度が0℃より低くなる現象。高校の化学で学ぶ内容。

出典:水産庁・水産研究・教育機構 (2022)『令和3年度 国際漁業資源の現況 73 メロ類(南極海)』.

Suicaのモデル!《アデリーペンギン》

『アデリーペンギン』の成鳥
モノクロでシック
ペンギンの翼『フリッパー』
『ヒナの体重計測体験』ができる
けっこう重い!
ペンギンの翼『フリッパー』を触ることができる!
『ペンギンセンサス体験』
『ペンギンセンサス体験』
べたきちは1羽間違えた…!

南極で暮らすペンギンといえば、大きな体の『コウテイペンギン』が有名ですが、昭和基地周辺では『アデリーペンギン』も繁殖しています。

『アデリーペンギンは、観測隊が1961年から長年にわたって調査を続けているペンギン。

会場では、『ヒナの体重計測体験』『ペンギンセンサス体験』など、観測隊が実際に行っているモニタリング調査を体験できます。

ちなみに、『アデリーペンギン』はJR東日本の『Suicaのペンギン』のモデルです。

東京在住のべたきち夫婦にとって、とても身近な存在ですが、この展示を通してさらに親しみを感じるようになりまし

なお、『Suicaのペンギン』は2027年3月末で卒業し、新たなSuicaイメージキャラクターへ変更される予定とのことです。(出典:JRE MALL Media)

少し寂しい気持ちもありますが、新しいキャラクターの登場にも期待したいですね。

小惑星リュウグウと似た性質!《CI隕石》

CI隕石
希少な隕石『CI隕石』
太陽系誕生の秘密を握る!
南極に隕石が集まるメカニズム
南極に隕石が集まるメカニズム
『火星隕石』
大阪・関西万博で展示された隕石の一部
『火星隕石』
大阪・関西万博で展示された隕石の一部

南極は、国際隕石学会に登録されている隕石の約60%が採取されている、まさに“隕石の宝庫”です。

会場には、観測隊が採取した数多くの隕石が展示されていますが、宇宙好きのべたきちが特に注目したのは、南極隕石コレクション『炭素質コンドライト』のコーナーに展示されている『CI隕石』です。

『CI隕石』は、約46億年前の太陽系が誕生した頃の成分をほぼそのまま残していると考えられている、とても珍しい隕石。

『小惑星リュウグウ』から持ち帰られた試料は、『CI隕石』に近い化学組成を持つことが分かっており、太陽系や生命の起源を探る重要な手がかりとして注目されています。

南極と宇宙、そして46億年前の太陽系がつながる、スケールの大きな展示にロマンを感じました。

南極料理人の世界!《南極飯》

壁いっぱいの南極飯
壁いっぱいの『南極飯』
見ているとお腹が減る(笑)
1番人気メニューのキャベツの千切り
1番人気のメニューは、なんと『キャベツ』!

食いしん坊なべた妻が、一番印象に残ったのが、昭和基地で観測隊が実際に食べている『南極飯』の展示。

壁一面には、美味しそうな『南極飯』の食品サンプルがずらりと並び、見ているだけでお腹が空いてきます。

越冬隊員1人あたり約1.4トンの食料が、年1回『しらせ』によって運ばれてくるそうです。

極寒の地で約1年間生活するためには欠かせない、まさに命を支える食料ですね。

展示を見ているうちに、映画『南極料理人』をもう一度見返したくなりました。

ぜひ、べた妻おすすめのグルメ記事(主に谷根千)もあわせてご覧ください。

スポンサーリンク

アクセス・車いす&ベビーカー貸出

今回もべたきちは車いすをお借りして、観覧しました(感謝)。

アクセス・車いす貸出などの詳細は、『特別展「チ。」(過去記事)』の項目をご覧ください。

料金・障がい者割引

料金

当日券
大人(19歳以上)2,000円
18歳以下
(小学生以上)
1,300円
小学生以下
(3歳以上)
900円

※2歳以下は無料。

※常設展の観覧料も含む。

障がい者割引

障がい者手帳・受給者証等の証明書の所持者と、その付添の1人まで無料で入館できます。

対象となる手帳・証明書は以下の通りです。

  • 身体障がい者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障がい者保健福祉手帳
  • 被爆者健康手帳
  • 戦傷病者手帳
  • 障害福祉サービス受給者証
  • 自立支援医療受給者証
  • 特定疾患医療受給者証・特定医療費(指定難病)受給者証
  • 小児慢性特定疾病医療受給者証
  • 通所受給者証

特別展、常設展、ドームシアターも無料です(大感謝)。

展示室入口にて、上記の障がい者手帳、または障がい者手帳アプリ「ミライロID」を提示してください。

その他、詳細は公式サイト『入館料の減免』をご確認ください。

スポンサーリンク

混雑状況・所要時間など

混雑状況

大南極展 14時45分頃の入場待ちの行列
14時45分頃の入場待ちの行列
15時10分頃の会場内の様子 混雑している
15時10分頃の会場内
けっこうな人混み!
16時10分頃の会場内 少し空いた
16時10分頃の会場内
少し空いたかな!?

7月4日(土)の14時40分頃に到着しました。

以前の特別展『チ。』ほどではないですが、入場待ちの行列ができていました。(※詳細は過去記事「特別展『チ。』の混雑状況」を参照)

列は比較的スムーズに進み、約10分で入場できました。会場内はやや混雑していましたが、自由観覧形式のため、空いているエリアから見学できます。

来場者は大人だけでなく、お子さん連れの家族も多い印象でした。

16時を過ぎると少しずつ混雑が落ち着き、16時30分以降は快適に観覧できました。

車いすでは少し進みにくい場所もありましたが、全体的に大きな支障はありませんでした。

車いすをご利用の方は、夕方や平日に訪れると、より快適に観覧できると思います。

所要時間

14時50分から閉館直前の16時50分まで、約2時間かけて観覧しました。

べたきちの体力の問題もあり、私たちには、このくらいの時間がちょうど良いと感じました。

ただし、解説文や体験型展示が多くあるため、展示をじっくり楽しむ方はもっと時間がかかると思います。

また、夏休み期間や会期末は、さらに混雑することが予想されるため、時間に余裕を持って来館することをおすすめします。

バリアフリー情報

館内は全体的にフラットで段差もなく、バリアフリー対応がしっかりしています。

ただし、床に設置されているケーブルカバーに車いすが数回引っかかることがありました。

それ以外は大きな問題はなく、全体として車いすでも安心して展示を楽しめる環境でした。

スポンサーリンク

最後に

大南極展のミッションシート
本展の『ミッションシート』
楽しく学べてお子さんも夢中になってた!

『大南極展』は、南極の自然や生き物、観測隊の暮らしや研究まで幅広く学べる見応えのある展覧会でした。

南極の氷やアイスコア、南極の生き物、南極飯、隕石など、ここでしか見られない展示が充実。

べたきちは、南極の壮大さや観測隊の努力、極限環境で生きる生き物たちのたくましさに驚かされました。

子どもから大人まで楽しめる『ミッションシート』もあり、夏休みのお出かけにもぴったりです。

暑い夏に、南極の世界を体感したい方はぜひ訪れてみてください。

まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!

また、日本科学未来館の外には『スペースシャトルの石像』『宇宙ヤクスギ』もあるので、あわせてご覧になってみてください。

ぜひミュージアムの記事上野の記事障がい者割引の記事科学の記事もご覧ください。

※参考サイト:国立極地研究所 南極観測

開催情報

名称特別展『大南極展』
開催期間2026年7月1日(水)~9月27日(日)
開場時間10:00~17:00
(入場は閉館の30分前まで)
休館日7月14日(火)、9月1日(火)、9月8日(火)、9月15日(火)
入館料
※当日券
『入館料・障がい者割引』参照
会場日本科学未来館 企画展示室
東京都江東区青海2-3-6
アクセス公式サイト『交通案内』参照
公式URLhttps://dainankyokuten.jp/

最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!

スポンサーリンク

べたきち
2015年から指定難病CIDPに罹患した身体障がい者。
毎週、博物館や展覧会へ繰り出す。元高校理科の教員。
東京在住で上野、谷根千近辺によく出没。
展覧会の障がい者割引、バリアフリー情報、混雑状況、見どころなどを発信します。
スポンサーリンク

アーカイブ

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次 読みたい場所へジャンプ!