【上野】世界に誇る江戸美術!『大英博物館 百花繚乱展』│見どころ・混雑状況・バリアフリー情報

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2026年8月14日(金)、上野の東京都美術館で10月18日(日)まで開催予定の展覧会『大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画』に行ってきました。

大英博物館の外観
大英博物館の外観
2005年にべた妻撮影

『大英博物館』は、1753年に設立されたイギリス・ロンドンにある世界有数の博物館で、世界各地の歴史や文化に関する膨大なコレクションを所蔵しています。

4万点にも及ぶ日本美術も収蔵しており、本展では、その中から江戸時代の絵画や、有名な浮世絵師による版画などが厳選して紹介されています。

教科書で見たことのある作品や、海外で大切に受け継がれてきた日本美術を間近で見ることができ、とても興味深い展覧会でした。

べたきちとしては、『源頼朝像』や、以前訪れた『動き出す妖怪展』にも登場した歌川国芳の迫力ある作品などが、特に印象に残りました。

今回は金曜日の夕方に訪れ、閉館まで約2時間10分かけて観覧しましたが、混雑しておらず、比較的ゆったりと楽しむことができました。

江戸絵画や浮世絵が好きな方はもちろん、教科書で見たことのある作品を実際に見てみたい方や、海外に渡った日本美術に興味がある方にもおすすめです。

本記事では、『大英博物館 百花繚乱展』を実際に訪れて感じた見どころや混雑状況、所要時間、バリアフリー情報などを、べたきちの視点で紹介します。

※トップ画像は、『No.29 春景花鳥図襖』に描かれているキジ

他のミュージアムの記事、上野の記事、谷根千の記事、障がい者割引の記事はこちら。

※LBFとNo.28〜31の作品のみ写真撮影が可能。動画撮影、フラッシュの使⽤、⾃撮り棒、三脚などの補助機材の使⽤は禁止。

※訪問前は東京都美術館公式サイトで最新の情報を確認してください。

※記事内の情報・価格は、訪問当時のものです。

『百花繚乱展』の看板
『百花繚乱展』の看板
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べたきち的展示紹介

有名な作品が多く、見どころたっぷりでしたが、べたきちの独断と偏見で、特に注目した作品をいくつか紹介します。

教科書で見た!《No.18 源頼朝像》

冷泉為恭『伝源頼朝像(模本)』19世紀
冷泉為恭『伝源頼朝像(模本)』19世紀
東京国立博物館蔵 出典:ColBase 展示作品はこれではないよ!

歴史の教科書などで一度は見たことがある、あの『源頼朝像』が展示されていたことに、とても驚きました!

なんで大英博物館にあるの!?

調べてみたところ、この作品は、京都・神護寺に伝わる国宝『伝源頼朝像』を模写した作品で、大英博物館にも収蔵されているとのことでした。

東京国立博物館に所蔵されている『伝源頼朝像(模本)(上の画像)』は、幕末の画家・冷泉為恭が、同じく神護寺に伝わる『伝源頼朝像』を模写した作品です。

3つの『源頼朝像』の関係
3つの『源頼朝像』の関係
※AIを使用して作成したイメージ。作品の実物写真ではありません。

つまり、大英博物館の『源頼朝像』と東京国立博物館の『伝源頼朝像(模本)』は、神護寺に伝わる国宝『伝源頼朝像』を共通の原本とする作品という関係にあります。

日本で長く知られてきた肖像画の模写が、海を越えて大英博物館に収蔵されていることに、改めて驚きました!

ちなみに、2026年9月29日に東京国立博物館に訪問した際にスタッフの方に伺った時点では、『伝源頼朝像(模本)』は公開されていませんでした。

いつか、見てみたいな〜!

150年振りの再会!《No.28〜30 襖絵》

狩野宗眼重信 《No.28 秋冬花鳥図襖》大英博物館蔵
狩野宗眼重信 《No.28 秋冬花鳥図襖》大英博物館蔵
No.29と一連の作品
狩野宗眼重信 《No.29 春景花鳥図襖》個人蔵
狩野宗眼重信 《No.29 春景花鳥図襖》個人蔵
狩野宗眼重信 《No.30 琴棋書画仙人図襖》シアトル美術館蔵
狩野宗眼重信 《No.30 琴棋書画仙人図襖》シアトル美術館蔵
No.29の反対面の襖絵

本展の大きな見どころの1つが、狩野宗眼重信が手がけた一連の襖絵『No.28〜30』。

これらの襖絵は、長い年月を経て、『No.28 秋冬花鳥図襖』はイギリスへ、『No.30 琴棋書画仙人図襖』はアメリカへと海を越えて渡り、今回、約150年振りに再会を果たしました。

まるでドラマのワンシーンのような、海を越えた再会です!

日本の美術作品が海外へ渡り、現在まで大切に受け継がれてきたことを実感できる展示でもあります。

No.28のカモの番い
No.29の鳥の親子
キジかな!?

『No.28 秋冬花鳥図襖』と『No.29 春景花鳥図襖』には、多くの種類の鳥が細やかに描かれており、鳥好きの方も注目の作品です。

じっくり眺めながら、どんな鳥が描かれているのか探してみるのも楽しいです!

特に、幼鳥を連れた親子のキジがかわいい!

勉強のやる気を失っている子ども!?
No.30に描かれている

べた妻が気に入ったのは、『No.30 琴棋書画仙人図襖』に描かれている『勉強のやる気を失っている子ども』。

その放心したような姿がツボに入ったようです(笑)。

東海道写楽寿司!?《No.123 三代目大谷鬼次の江戸兵衛》

東洲斎写楽『三代目大谷鬼次の江戸兵衛』1794年
東洲斎写楽『三代目大谷鬼次の江戸兵衛』1794年
東京国立博物館蔵 出典:ColBase

べた妻のお気に入りが、東洲斎写楽の『No.123 三代目大谷鬼次の江戸兵衛』。

以前紹介した『蔦屋重三郎展(関連記事)』でも書きましたが、静岡県出身のべた妻は、この『江戸兵衛』を見ると、テイクアウト専門寿司店『東海道写楽』を思い出すそうです。

東京出身のシティーボーイ・べたきちには、いまひとつピンときません(笑)。

ちなみに、『東海道写楽』は静岡県内に10店舗のみ。静岡県を訪れる方は、ぜひお寿司を味わってみてくださいね!

動き出す!?《No.192 讃岐院眷属をして為朝をすくふ図》

讃岐院眷属をして為朝をすくふ図
歌川国芳
讃岐院眷属をして為朝をすくふ図
《讃岐院眷属をして為朝をすくふ図》
全て出典:ColBase
讃岐院眷属をして為朝をすくふ図
19世紀

べたきちが、本展で最も印象に残ったのは、歌川国芳の3枚続きの浮世絵『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』。

曲亭馬琴の読本『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』の一場面で、源為朝が嵐に遭った際、為朝の息子・舜天丸(すてまる)と家来が、忠臣の魂が乗り移った鰐鮫(わにざめ)に助けられる姿が描かれています。

鰐鮫に襲われているのではありません!

壁面を動き回る鰐鮫! 『動き出す妖怪展』にて撮影
壁面を動き回る鰐鮫!
『動き出す妖怪展』にて撮影

この鰐鮫は、以前訪れた『動き出す妖怪展(関連記事)』にも登場しており、動き回る姿がとてもインパクトがありました!

ちなみに、日本には『シロワニ』という名前のサメもいます。

小笠原諸島などに生息し、『しながわ水族館』や『横浜・八景島シーパラダイス(関連記事)』などで見ることができます。

迫力のあるサメですので、ぜひ実物も見てみてください!あ~小笠原、行きたいな〜!

会場の途中に設置されているフォトスポット
会場の途中に設置されているフォトスポット

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アクセス・ベビーカー&車いす貸出

べたきちは、今回も車いすをお借りしました。

アクセス・車いす貸出の詳細は過去記事の『東京都美術館』をご覧ください。

料金・障がい者割引

料金

観覧料
一般2,300円
大学生・専門学校生1,300円
65歳以上1,600円
18歳以下・高校生以下無料

※学生、65歳以上や18歳以下の方は、証明できるものをチケット売場で提示してください。

障がい者割引

障がい者とその付添い者1名は入館無料。チケットの購入は不要です。

対象の手帳は、以下の通りです。

  • 身体障がい者手帳
  • 愛の手帳
  • 療育手帳
  • 精神障がい者保健福祉手帳
  • 被爆者健康手帳

会場入口にて、上記の障がい者手帳、または障がい者手帳アプリ「ミライロID」を提示してください。

その他、詳細は公式サイトをご確認ください。

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混雑状況・所要時間など

混雑状況

17時38分頃の券売所の様子
行列なし!
17時38分頃のチケット売場の様子
行列なし!
17時40分頃の会場前の様子
行列なし!
17時40分頃の会場前の様子
行列なし!
18時10分頃の会場の様子 適度な混雑具合
18時10分頃の会場の様子 適度な混雑具合

お盆期間中の金曜日、17時35分頃に入館しました。チケット売場や入室待ちの列はできていませんでした。

会場内も以前の『ゴッホ展(過去記事)』と比べると混雑しておらず、落ち着いた雰囲気のなか、ゆったりと鑑賞することができました。

車いすでの観覧も、特にストレスを感じることなく快適でした。

毎週金曜日は20時まで開室しているので、混雑を避けたい方は、夕方以降の訪問がおすすめです。

所要時間

17時40分から閉室直前の19時50分頃まで、約2時間10分かけて観覧しました。

後半の8大浮世絵師の作品をややゆっくり観覧していたため、終盤の観覧時間が少し足りなくなってしまいました。

見どころが豊富なため、浮世絵好きの方や特設ショップに立ち寄る方は、もう少し余裕をもって訪れるとよいかと思います。

バリアフリー情報

会場は地下1階から2階までの3フロア構成になっています。

車いすを利用する方も、エレベーターで上下階へ移動できるため、問題なく観覧できます。

会場内は全体的に平坦で、バリアフリーに対応しています。

各階には車いす対応トイレが設けられているため、車いすユーザーも安心して利用できます。

詳細は、東京都美術館公式サイトの「バリアフリー・アクセシビリティ情報」に掲載されている『東京都美術館バリアフリーガイド』をご覧ください。

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最後に

本展覧会では、教科書で見たことのある作品から、海外で大切に受け継がれてきた江戸絵画まで、さまざまな日本美術を楽しむことができました。

金曜日の夕方に訪れたこともあり、車いすでも比較的ゆったりと観覧することができました。

江戸絵画や浮世絵が好きな方はもちろん、海外に渡った日本美術に興味がある方にもおすすめです。

まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!

また、都美館の帰りには、歴史を感じながら、谷根千散策もしてみてくださいね。

ぜひ他のミュージアムの記事、上野の記事、谷根千の記事、障がい者割引の記事もご覧ください。

開催情報

名称東京都美術館開館100周年記念
大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画
会期2026年7月25日(土)~10月18日(日)
休室日月曜日、10月13日(火)
※10月12日(月・祝)は開室
開室時間9時30分~17時30分
金曜日は20時まで
※入室は閉室の30分前まで
※9月29日(火)~10月18日(日)は9時15分から開室
観覧料
(当日券)
一般:2,300円
大学生・専門学校生:1,300円
65歳以上:1,600円
18歳以下・高校生以下:無料
会場東京都美術館 企画展示室
(東京都台東区上野公園8-36)
公式URLhttps://www.tobikan.jp/exhibition/2026_britishmuseum.html

最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!

※参考文献・サイト

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べたきち
2015年から指定難病CIDPに罹患した身体障がい者。
毎週、博物館や展覧会へ繰り出す。元高校理科の教員。
東京在住で上野、谷根千近辺によく出没。
展覧会の障がい者割引、バリアフリー情報、混雑状況、見どころなどを発信します。
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