2026年8月上旬の金曜日、べたきち夫婦とべた妻母で、横浜美術館で11月23日(月・祝)まで開催予定の『マリー・アントワネット・スタイル』に行ってきました。
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)が企画した世界巡回展で、日本ではここ横浜美術館だけの開催です。
べた妻は大学時代にファッションを学んでいたこともあり、以前から『マリー・アントワネット(1755〜1793年)』に憧れを抱いていました。
とはいえ、歴史については詳しく知らなかったのですが、最近愛読しているマンガ『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』をきっかけに、フランスの服飾史や歴史的背景を知り、すっかりのめり込んでいます。
『マリー・アントワネット』に寵愛され、「ファッションデザイナーの祖」とも称されるモード商『ローズ・ベルタン』を主人公にした、18世紀フランスのファッションを描く物語。おすすめです!
そんなこともあり、『マリー・アントワネット・スタイル』の開催を、ずっと心待ちにしていました。
約200点もの展示品の中には、『マリー・アントワネット』本人が所有していたものも。
なかでも目を引いたのが、「首飾り事件」のネックレスの一部と伝わる『ダイヤモンド』。
さらに、王妃が実際に使用した『肘かけ椅子』や『譜面台』など、王妃の暮らしを垣間見ることができる品々が並んでいました。
マンガ『傾国の仕立屋 ローズ・ベルタン』に登場した髪型「ケサコ?」や、ドレス「ローブ・ア・ラ・ポロネーズ」なども見つけ、心がたかぶりました。
そして、何より衝撃的だったのが『ギロチン』。煌びやかなドレスや宝飾品が並ぶ華やかな展示の中に、アントワネットの人生の最期を象徴する道具まで展示されていました。
その対比には、かなりのインパクトがありました。
『マリー・アントワネット』が好きな方はもちろん、ファッションが好きな方、マンガ『傾国の仕立屋 ローズ・ベルタン』・『ベルサイユのばら』を愛読している方、ひとりの王妃の生き方に触れてみたい方にも、ぜひ訪れてほしい展覧会です。
本記事では、『マリー・アントワネット展』を実際に訪れて感じた見どころや混雑状況、所要時間、バリアフリー情報などを、べたきち夫婦の視点でご紹介します。
他のミュージアムの記事、ファッションの記事、谷根千の記事、障がい者割引の記事はこちら。
※トップ画像は、映画『マリー・アントワネット(2006年)』で使用した衣装。
※一部の作品を除き、写真撮影が可能。フラッシュの使⽤、⾃撮り棒、三脚等の撮影補助機材の使⽤は禁止。
※訪問前にマリー・アントワネット・スタイル公式サイトで最新の情報を確認してください。
※記事内の情報・価格は、訪問当時のものです。
※本記事は、べた妻の執筆(べたきち監修)でお送りします。


時代に翻弄!華麗なる悲劇の王妃

17歳頃の肖像画

胸元には王妃が好んだ真珠が 何歳だろ!?
豪華なドレスに、きらびやかな宝石。そして、あの「パンがなければお菓子を食べればいい」の逸話で有名な『マリー・アントワネット』(実際には発言の証拠はない)。
18世紀を代表するファッションアイコンとして、現代に至るまで多くの人を魅了し続けています。
1755年、オーストリアに生まれ、14歳でフランス王太子と結婚。19歳で戴冠式を迎え、フランス王妃となりました。
華やかな宮廷生活の一方で、『プチ・トリアノン』では堅苦しい宮廷から離れ、自然の中で親しい人たちと過ごすことを楽しんだ王妃。
しかし、フランス革命によって、その運命は大きく変わります。
もし、生まれた時代が違っていたら──。
おしゃれを楽しみ、気の合う友人と語らい、自然の中でほっとひと息つく。
そんな時間を大切にした王妃の姿には、現代を生きる私たちと変わらない一人の女性としての一面を感じました。
訪問前に映画『マリー・アントワネット(2006年)』を観ておくと、より展覧会を楽しめます。
なお、映画『マリー・アントワネット』は、U-NEXTで見放題、Amazon Prime Videoではレンタル/購入にて配信されています。(※2026年8月16日時点)
べたきち夫婦も、U-NEXTに加入しているので、訪問直前に見返しました!
ちなみに、べた妻は大学時代、卒業製作のファッションショーで、映画『マリー・アントワネット』の挿入歌、Bow Wow Wowの「I Want Candy」に合わせて、ウエディングドレス姿でノリノリでランウェイを歩きました(笑)。
今回の展覧会を見て、そんな大学時代の思い出まで蘇りました。

まだ軽い頃の2011年撮影
見どころ〈衣裳編〉
宮廷ファッション!《ローブ・ア・ラ・フランセーズ》

シネ・シルク(日本の絣のような技法)をすごく気に入っていたらしい

まさかの白貂のフェイクファー!?王妃のドレスの残骸

王妃、王太子妃、王女のみ毎日の着用を許される
鯨のヒゲで成形 鉄の鎧のようにカッチカチ

豪華な装飾!職人さんに頭が下がります
18世紀、1730年代からフランス革命前の1780年代まで、宮廷女性の正装として着用された『ローブ・ア・ラ・フランセーズ(フランス風)』。
コルセットで身体を整え、パニエでスカートを横に大きく広げ、背中には『ヴァトー・プリーツ』。
まさに、絵に描いたような「お姫様のドレス」です。
べた妻が幼い頃、「お姫様」といえば、なんとなくこんなドレスを着た姿を描いていました。
裾が汚れない!《ローブ・ア・ラ・ポロネーズ》

動けるお姫様続出!ちなみに、仕立屋さんも最新流行のポロネーズで商品をお届け
スカートの後ろをたくし上げ、ペチコート(スカートの下に履くスカート)を見せるのが特徴の『ローブ・ア・ラ・ポロネーズ(ポーランド風)』。
優雅さだけでなく、動きやすさもあり、裾を引きずらないため、散歩などにも適したスタイルでした。
足を見せるのは御法度だったはずなのに、スカートをたくし上げちゃうのはありなのですね。おしゃれのルールって、意外と柔軟(笑)!
上品なのに動きやすい!《ローブ・ア・ラングレーズ》

できることなら、これを着てお花畑を歩いてみたい

イギリスの服飾から影響を受けた『ローブ・ア・ラ・ラングレーズ(イギリス風)』は、身体に沿った仕立てで、スカートは後ろ側にふんわりと膨らむスタイル。
堅苦しい宮廷生活を好まなかったとされる『マリー・アントワネット』も、『プチ・トリアノン(後述)』では、こうした軽やかな装いを好んだといわれています。
仕立ては『ラングレーズ』、スカートのたくし上げは『ポロネーズ』といった合わせ技も。
宮廷の女性たちも煌びやかに美しく見せたい。でも、やっぱり着心地の良さには抗えない。そんなところに、人間らしさを感じました。
下着姿と大騒ぎ!《シュミーズ・ア・ラ・レーヌ》

開放的なだけじゃない!洗えるドレス
今回の展示にはありませんでしたが、マリー・アントワネットのファッションを語るうえで外せないのが『シュミーズ・ア・ラ・レーヌ』。
白い薄手の生地を使った、ゆったりとしたシンプルなドレスで、その姿は当時「下着姿」のようだと物議を醸しました。
しかし、この軽やかで自然なスタイルは女性たちの間で人気となり、ヨーロッパ中に広がる一大トレンドに。
豪華な宮廷服から、より自然体のファッションへ。『マリー・アントワネット』の生き方とともに、ファッションも大きく変化していったのですね。
見どころ〈髪型編〉
どこまでも高く!《髪の毛の中に一つの世界》

アメリカ独立戦争でのフランス勝利を祝った髪型。頭に船を乗せるとは……その発想に脱帽!

「ケサコ」これ、これから使おう(笑)

ここにシルバニアファミリーを飾りたい(笑)

髪の毛でおじさんが花のお手入れ なんだか可愛い(笑)

髪型をすごろくにする発想にあっぱれ!部屋に飾りたい…
『マリー・アントワネット』の特徴的な髪型「プフ」。
結髪師『レオナール』が王妃の髪を結い、その上にモード商『ローズ・ベルタン』が考案した装飾をのせました。
しかも、アメリカ独立戦争など、当時の出来事まで髪型に取り入れていたというから驚きです。
べたきち夫婦の愛読書『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』に登場する、『ケサコ?(「それ何?」)風』のものから、自分の子どもやペット、恋人への想いをミニチュアの人形やリボンで表現した『サンチマン風』まで。
頭の上に、ひとつの世界をつくってしまうような創造性に脱帽です!
そして、キャプションに『ベルタン』の名前や、『ベルタン』が名付けた髪型を見つけると、漫画の世界だけではなく、実際にあったものなんだ!と実感。
ちょっと嬉しくなりました(笑)。

見どころ〈宝石編〉
200年の時を超え世界初公開!《受け継がれた真珠》

アントワネットがなし得なかった脱出を、よくぞ成し遂げてくれた!
真珠をこよなく愛したという『マリー・アントワネット』が所有していた『ネックレス』、世界初公開──。(公式Instagramによると世界初です)
1791年、フランスからの脱出を試みた際に密かに国外へ持ち出され、王妃の死後、娘・『マリー・テレーズ』へと受け継がれました。
その後も大切に受け継がれ、2018年のオークションで、その来歴が初めて公になったのだとか。
200年以上の時を越えて、今もなおこんなに美しく輝いていることに驚きました。
王妃が身に付けていたものは現存するものが少ない中、こうして大切に受け継がれてきたことに、奇跡を感じます。
首飾り事件のその後!《輝き続けたダイヤモンド》

一粒で約15カラット!ルイ15世が注文しなければ、この輝きは存在しなかった!?
1784~85年、フランスを騒がせた『首飾り事件』。
『マリー・アントワネット』が購入を拒んだ高価なダイヤモンドの首飾りをめぐり、王妃の名を利用した詐欺事件です。
事件後、首飾りは分解され、その『ダイヤモンド』はイギリスへ。その一部とされるのが、通称「サザーランド・ダイヤモンド」です。
約100年にわたりイギリス王室の戴冠式で身に着けられていたと知り、輝くべきところで輝いていたんだなぁと、平民ながらホッとしました。

見どころ〈暮らし編〉
王妃の隠れ家!《自然体で過ごした日々》

サン=クルー城の化粧室で王妃が使用 ここにお座りになられていたのですね…

いたるところに刻み、自ら刺繍することもあったそう

自ら工房を訪れ、王室御用達の許可を与えたほど

ドレスも家具も楽器もすべてが美しい 王妃の暮らしそのものが芸術品!
『マリー・アントワネット』が、堅苦しい宮廷生活から解放された空間『プチ・トリアノン』。
親しい友人や家族と過ごす、王妃のお気に入りの隠れ家でした。敷地内には素朴なイギリス式庭園が造られ、農村を模した「王妃の村里」も。
ここでは、自然体でいられる『シュミーズ・ア・ラ・レーヌ(上述)』を着て、乳搾りなど田園生活を楽しんだといわれています。
唯一、素の自分でいられる場所。ひとりでこもれる場所があるって、大事ですね。……私もそんな隠れ家、欲しい(笑)。
会場には、実際に王妃が使っていた椅子や食器なども展示されていて、まるで秘密の隠れ家に招待されたような気分に!

ありそうでなかった発想!ちなみに王妃はフランス王家で初めて母乳育児を実践
中でも目を引いたのが『乳房ボウル』。女性の乳房をかたどった、ミルクを飲むための器です。
なんと、『マリー・アントワネットの胸』を型取ったという逸話も!?
しかし、王妃と親しい人々だけで過ごすこの閉ざされた空間は、招待されなかった貴族たちや世間から反感を買い、やがてさまざまな噂を呼ぶことに。
王妃が心安らかに過ごした「隠れ家」は、少しずつ暗雲に包まれていくのでした。

王妃と3人の子どもが描かれた箱 家族愛が詰まっている

悪臭漂うヴェルサイユ…王妃が好んだ植物の香りは画期的!
見どころ〈ギロチン〉
王妃の首を刎ねた…《ギロチンの刃》

王妃を含め、多くの人々の首を刎ねた刃…
べたきちが一番印象に残った展示が、『マリー・アントワネット』の処刑に用いられたと伝わる『ギロチンの刃』。
実はべたきちは、『マリー・アントワネット』の処刑を執行した人物として知られる『シャルル=アンリ・サンソン』にも以前から興味がありました。
サンソンを主人公にしたマンガ『イノサン』や、新書『死刑執行人サンソン』を読んでいたこともあり、今回、その実物とされる『ギロチンの刃』を目の前にしたときには、かなりの衝撃を受けました。
華やかなドレスや宝飾品が並ぶ『マリー・アントワネット・スタイル』の会場で、王妃の人生の最期を想起させる『ギロチンの刃』と対面…。
そのギャップも含めて、今回の展覧会で特に印象に残った展示でした。
ヨーロッパの刑罰や『マリー・アントワネット』に興味があり、残酷な描写に抵抗がない方には、マンガ『イノサン』もおすすめです。
パリの死刑執行人を務めたサンソン家の四代目、『シャルル=アンリ・サンソン』を主人公に、フランス革命前夜の社会や刑罰、死刑執行人の世界を描いた名作です。
展覧会をきっかけに、フランス革命や当時の刑罰についても知りたくなった方には、ぜひ読んでほしいマンガです。

トリビア:『ギロチン』の名称は発案者の医師『ギヨタン』の名に由来する!
また、ヨーロッパだけでなく、日本の刑罰の歴史にも興味がある方には、『明治大学博物館(公式サイト)』もおすすめです。
『明治大学博物館』の刑事部門では、日本の罪と罰の歴史を中心に、江戸時代の捕者道具や刑罰具などを展示しているほか、『ギロチン』や『鉄の処女』といったヨーロッパの刑罰に関する資料も見ることができます。
観覧料は無料です。

アクセス・車いす&ベビーカー貸出
アクセス



会場である横浜美術館へは、みなとみらい線「みなとみらい駅」や、JR・市営地下鉄「桜木町駅」などからアクセスできます。
横浜美術館の公式サイトでは、各駅からのアクセス方法のほか、車で来場する際の駐車場情報も詳しい案内されています。事前に確認しておくと安心です。
私たちは今回、最寄り駅の「みなとみらい駅」から徒歩で向かいました。「みなとみらい駅」からは、マークイズみなとみらいを経由して『横浜美術館』へ向かいました。
わかりやすく、初めて訪れる私たちでも迷うことなく到着できました。
「みなとみらい駅」から横浜美術館までは徒歩数分なので、電車で訪れる方には便利なアクセスだと思います。
『横浜美術館』には、駐車場(157台分)と身体障がい者優先駐車スペース(5台分)も用意されているため、自家用車も選択肢です。
なお、各駅からベビーカー・車いすで訪問する際のエレベーターを使うルートは、公式サイトに詳しく記載されています。
車いす&ベビーカー貸出

車いす・ベビーカーは、総合案内のスタッフの方に声をかけると、無料で借りることができます(感謝)。
料金・障がい者割引
料金
| 当日券 | |
| 一般 | 2,500円 |
| 大学生 | 1,600円 |
| 中学・高校生 | 1,000円 |
| 小学生以下 | 無料 |
※学生・生徒は当日会場で学生証・生徒手帳等を提示してください。
※9月3日(木)は大学生のための無料観覧日です。
※オンラインでの事前購入がおすすめ。
障がい者割引
障がい者手帳・受給者証保持者とその介助者1名まで、観覧料が無料になります。
対象となる手帳・受給者証は以下の通りです。
- 身体障がい者手帳
- 療育手帳(愛の手帳)
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 被爆者手帳
- 戦傷病者手帳
- 公害医療手帳(公害認定証)
- 特定医療費(指定難病)受給者証
- 自立支援医療受給者証
- 障害福祉サービス受給者証
入口にて、上記の障がい者手帳・受給者証、または障がい者手帳アプリ「ミライロID」を提示してください。
詳細は、公式サイトをご確認ください。
混雑状況・所要時間など
混雑状況


約30分待ち
8月の金曜日、14時10分頃に横浜美術館へ到着しました。
当日券売場には、チケットを購入するための列が少しできていました。オンラインで事前にチケット購入しておくのがおすすめです。
また、入場待ちの行列もできており、時間が経つにつれて待ち時間が長くなっていました。
- 14時10分頃:入場まで約10分待ち
- 14時15分頃:入場まで約20分待ち
- 14時30分頃:入場まで約30分待ち
スタッフの方に伺ったところ、午前中は混雑しやすく、開館前から行列ができることもあるそうです。
朝一の時間帯には、50分待ちになったこともあったとのこと。
一方、夕方になると比較的空いてくるそうです。また、週末は混雑しやすいとのことでした。
私たちは約15分〜20分ほど待ち、14時30分頃に入場しました。

けっこう混雑している
会場内も平日の午後でしたが混雑しており、展示を見ながらゆっくりと進むような状況でした。
特に展覧会の前半は混雑していて、周囲の来場者に車いすが当たらないよう、かなり気を付けながら進みました。
来場者は女性が多く、私たちが訪れた際には、8~9割ほどを占めているような印象でした。
ゆったりと観覧したい方や、特設ショップで時間をかけて買い物を楽しみたい方は、比較的混雑の少ない平日に訪れるのがよさそうです。
また、会期末が近づくにつれて、さらに混雑する可能性があります。混雑しやすい時期を避け、できるだけ早めに訪れると、より快適に観覧できると思います。
特に、車いすやベビーカーを利用される方は、比較的空いている平日の来館がおすすめです。
所要時間
14時30分頃に入場し、17時40分頃まで、約3時間10分かけて観覧しました。
特にべた妻は、展示に夢中になって楽しんでいました。
今回は約3時間10分かけて観覧しましたが、会場内には多くの来場者がおり、展示をじっくり見たり、特設ショップで買い物をしたりする場合は、さらに時間に余裕を持って訪れたほうがよさそうです。
バリアフリー情報


会場は横浜美術館の3階にありますが、車いす・ベビーカーを利用する方はエレベーターでアクセスできます。
館内は全体的に平坦で移動しやすく、会場内にも大きな段差はありませんでした。
通路幅も比較的広く、私が車いすで移動した際には、問題ありませんでした。バリアフリーに配慮された造りになっています。
ただ先述のように、展覧会の前半は混雑していて、周囲の来場者の方に当たらないように、かなり気を付けて進みました。
会場内が混雑している場合は、車いすから展示を観覧する際に人の流れが気になるかもしれません。
スタッフの方によると週末は混雑しやすいとのことなので、人混みが苦手な方や車いす・ベビーカーを利用される方は、比較的空いている平日に訪れると、より快適に観覧できると思います。
また、先述したように、身体の不自由な方などが利用できる専用駐車スペースが用意されています。
訪問して分かった《観覧時の注意点》
暑さ・寒さ、どちらにも備えよう
混雑時には、入場まで屋外で待つ場合があります。
特に朝一の時間帯は、開館前から行列ができることもあるため、夏場は熱中症対策をして訪れることをおすすめします。
雨天時には、雨具などの準備も忘れずに。
一方、展示室内は温度が21℃前後に設定されているため、暑い屋外から入ると、肌寒く感じる方もいるかもしれません。
寒さが苦手な方は、薄手の羽織るものを用意しておくと安心です。
撮影禁止の展示に注意

前半の展示室には、撮影禁止の展示が2か所あります。
撮影禁止の表示はガラス面にありますが、少し見えにくく、うっかり見落としてしまう可能性があります。
実際に、撮影禁止に気付かず写真を撮り、スタッフの方から注意されている来場者も見かけました。
写真を撮る際には、周囲や展示品の撮影可否を確認してから撮影するようにしましょう。
『MA』マークを探してみよう


『マリー・アントワネット』にゆかりのある品には、『MA』のマークが付いています。
旧蔵品や、『マリー・アントワネット』が実際に身に着けたと考えられるものなどに付けられているそうです。
「マリー・アントワネットが実際に触れたのか…」と考えながら見ると、展示品がより身近に感じられ、さらに感慨深くなります。
ただし、『MA』のマークはキャプションの右下に小さく表示されているため、見落としやすいです。
展示を見る際には、ぜひキャプションの右下にも注目してみてください。
最後に
とにかく華やかな『マリー・アントワネット』の世界。
もちろん、その贅沢さゆえに批判を受けたこともあり、彼女の人生は決して華やかなだけではありません。
当時、惜しみなく注がれた美意識と職人たちの技術。
それが今では、かけがえのない文化遺産として私たちのもとに残されています。
何百年もの時を越えて、その美しさを目の前にできることに、ただただ感謝です。
まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!
また、ぜひ他のミュージアムの記事、ファッションの記事、谷根千の記事、障がい者割引の記事もご覧ください。
※参考文献
- 磯見仁月 (2019)「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」新潮社
- 文化学園服飾博物館 (2017)「ヨーロピアン・モード 増補改訂版」文化学園服飾博物館
- 文部科学省 (2011)「服飾文化」実教出版株式会社
- 安達正勝 (2015)「死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男」集英社
開催情報
| 名称 | マリー・アントワネット・スタイル |
| 会期 | 2026年8月1日(土)~11月23日(月・祝) |
| 休館日 | 木曜日 (9月24日、11月19日は開館) |
| 開館時間 | 10時~18時 (11月21日・22日は20時まで) ※入館は閉館の30分前まで |
| 観覧料 (当日券) | 一般:2,500円 大学生:1,600円 中学・高校生:1,000円 小学生以下:無料 |
| 会場 | 横浜美術館 (神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1) |
| 公式URL | https://www.marie2026.jp/ |
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!








