2025年4月26日(土)、東京ドームシティのギャラリーアーモで2025年5月18日(日)まで開催予定の『うんち展 -No UNCHI, No LIFE-』に行ってきました。
皆さん、子どもの頃『うんち好き』ではなかったですか?
べたきちは幼少期に『うんち』に興味があり、絵本『うんこのできるまで』や『みんなうんち』が愛読書だったことを覚えています。
特に『うんこのできるまで』では、うんちやおならの悪臭の元となる『インドール』、『スカドール』の印象が強く残っています。


本展では、約150点の『実物のうんち』と多くの剥製をゆっくりと鑑賞することができます。
会場はまったく悪臭はないので、安心してください。
2023年夏に『ミュージアムパーク茨城県自然博物館』で開催された企画展『うんち無しでは生きられない!-あなたの知らない自然のしくみ-』が元なだけあって、学術的な面白さは折り紙付きです。
小さな子ども連れの方が目立ちましたが、マジメな展覧会ですので、大人も十分に満足できますよ!
元理科教員(専門は生物)のべたきちとしては、好奇心がそそられるエキサイティングな展覧会でした!
お子さん連れの方、うんち好きな方はもちろん、特にデートの方やうんちを出したことのある方などにはおすすめです。
※行く前は公式サイトで最新の情報を確認してください。
※記事内の価格は、訪問当時のものです。
アクセス・車いす、ベビーカー貸出
アクセス


私達は、JR「水道橋駅」東口から「外堀通り」の横断歩道を渡ってギャラリーアーモにアクセスしました。
東京ドームシティに入って、地面が『青い道』を通って徒歩数分で到着しました。
「水道橋駅」東口には、エレベーターがあるため、車いす、ベビーカーの方でも安心です。
ただし、車いす、ベビーカーを借りる予定のある方は、先に後楽園ホールビルの1階『インフォメーション』へ(詳しくは後述)。
JR「水道橋駅」の駅の構内図は、JR公式サイトの構内図・ バリアフリー情報へ。
他の詳細は東京ドームシティ公式サイトアクセスをご覧ください。
車いす・ベビーカー貸出

『うんち展』会場のギャラリーアーモでは、車いす、ベビーカーの貸出はありません(私は事前に調べておらず、てっきり貸出ありだと思っていました)。
車いす(電動車いす含む)、ベビーカーを借りたい方は、事前に後楽園ホールビル(格闘技の聖地として有名)の1階『インフォメーション』で借りてください。
ギャラリーアーモから徒歩約3分程で着きます。
本人確認のため、障がい者手帳や運転免許証などの身分証明書の提示が必要です。
使用範囲は東京ドームシティ内、料金は無料です(感謝)。
※他の詳細は、東京ドームシティ公式サイト「お身体の不自由なお客様へ」へ。
料金・障がい者割引
チケット料金
前売券・当日券 | |
一般・大学生 | 1,700円 |
4歳〜高校生 | 800円 |
3歳以下 | 無料 |
『 | うんち展ドリル』付き入場券|
一般・大学生 | 2,200円 |
4歳〜高校生 | 1,300円 |
無料 |
※前売券、当日券の価格は同じ。
※『うんち展ドリル』のみの価格は700円のためセットだと200円お得。
私達は『うんち展ドリル』付きは購入しませんでしたが、お子さん連れの方はよく購入していた印象です。
お子さんは、とても『うんち展ドリル』を楽しんでいるようでした。
障がい者割引
障がい者手帳保持者はチケットの購入が必要です。
障がい者手帳保持者1名につき介助者1名が無料です。
障がい者手帳の原本を忘れないようにしてください。
音声ガイド料金
音声ガイド | |
1名につき1台 | 650円 |
2名で1台 | ファミリー割1,000円 |
4名で2台 | ファミリー割2,000円 |
ナビゲーターはおっぱっぴーで有名なお笑い芸人の『小島よしお』さん。解説時間が約40分もあり、充実した内容でした。
私達は、ファミリー割の2名で1台1,000円でレンタルしました。
ただし、ファミリー割は、1台の音声ガイド機に2本のイヤホンジャックを取り付けるため、動き回るお子さんとの共用利用には不向きだと感じました。
ある程度くっついて移動するため、デートの方には向いていると思います。
混雑情報・所要時間など
混雑情報

4月26日(土)のGW初日の15時30分頃から入館しましたが、混雑していませんでした。
ただし、スタッフの方に伺ったところ、午前中はお子さん連れで混んでいたとのこと。
毎日先着で 「スコッティのトイレットロール 」がプレゼントされるためではないかと仰ってました。
また、受付スタッフの方の人数が少ないため、チケット購入まで5分程度待ちました。
所要時間
15時30分頃から閉館時間の17時00分までの約1時間30分かけて見て回りました。
『うんち好き』のべたきちとしては、もっとゆっくりしたかったですが(笑)、妻は丁度よかったようです。
そのため、ゆっくり見ても1時間から2時間かと思います。
ただし、『うんち好き』ではない方やお子さんが飽きてしまった場合、すぐに見終わってしまうかもしれません。
バリアフリー情報

館内は平坦で、バリアフリー対応となっており、車いす、ベビーカーでも問題ありませんでした。
1ケ所だけスロープの場所がありますが、それ以外は通路も広く観覧しやすいです。
べたきち的見どころ
『うんち』の写真にはモザイク処理をしているため、安心してご覧ください。
ダチョウの消化管と胃石 (1章 うんちができるまで)


1章では、ツキノワグマやダチョウなど様々な動物の消化管の剥製と『うんち』が展示されています。
どの剥製を見ても興味深いですが、ここではダチョウの胃石に注目します。
鳥は進化の過程で歯を失っており、食べ物をすり潰すための石(胃石)を砂嚢に蓄えています。
砂嚢とは、いわゆる砂肝です。美味しいですよね!べたきち夫婦は大好きで、焼き鳥屋ではいつも注文します。
さすが鳥類最大のダチョウだけあって、胃石の量もめちゃくちゃ多くてびっくりしました。

ジャイアントパンダのうんち (2章 さまざまなうんち)

2025年4月24日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
和歌山県白浜町の『アドベンチャーワールド』で飼育されているジャイアントパンダ4頭すべてが2025年6月末頃に中国に返還されることが発表されました。
そうなると、残るパンダは東京『上野動物園』の双子2頭のみとなり、こちらも2026年2月20日に返還期限を迎えてしまいます。
パンダがいなくなると当然、『パンダのうんち』も見られなくなってしまいます!
今のうちに、ここでじっくり『パンダのうんち』を見ておきましょう。
ナマケモノの自給自足を助けるうんち (2章)

ナマケモノの体毛にはガと緑藻が生息しており、緑藻はナマケモノにとって、重要な食料となっています。
このナマケモノ、ガ、緑藻の関係には、『うんち』達が大切な働きをしています。

ナマケモノは、『うんち』をするために、地上へ降り、そしてガが、ナマケモノの『うんち』に卵を産み付けます。
ナマケモノの『うんち』を栄養にして育ったガは、ナマケモノの体毛に住みつき、『うんち』をします。
今度は、ガの『うんち』を栄養して、緑藻が育ち、その緑藻をナマケモノは食べています。
まさに自給自足で驚きますね!
ヒトもナマケモノを見習わないと!見る目が変わります。

南国の美しいうんちの砂浜 (2章)


白い砂浜、きれいですよね。2025年3月に宮古島旅行でスキューバダイビングをした際も、美しい砂浜が広がっていました(過去記事)。
この白い砂浜の一部は、ブダイという魚がサンゴをかじりとった後の排せつ物、つまり『うんち』なんです。(ブダイを食べたことがある人も多いかな)
べたきちが大学院生の時、魚の研究のため南国で海に潜っていると、サラサラの白い『うんち』をするブダイをよく目にしました。
白い砂浜が好きな方は、『うんち』に感謝しなくちゃですね(笑)。
うんちをしている状態で剥製にされたテン (3章 うんちの機能)

テンは、縄張りを主張するために、目立つ場所に『うんち』をします。
本展では、『うんちをしているテン』として、排せつしている状態で剥製にされています。
こんな剥製を見られるのも『うんち展』ならではだと感じました。
うんちからできる世界一高価なコーヒー (4章 うんちの利用)


『最高の人生の見つけ方』というジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した映画を観たことはありますか?
まだ未視聴の方には、おすすめします。人生について考えさせられます。
私はこの映画で初めて、コピ・ルアクについて知りました。
コピ・ルアクは、ジャコウネコの『うんち』に含まれる未消化のコーヒー豆から作られるコーヒーです。
『世界一高価なコーヒー』と呼ばれることもあり、いずれ飲みたいと思ってましたが、手が出ませんでした…。
ですが、なんと特設ショップに売っているではありませんか!
ドリップバッグ2つで1,500円!高い!ですが、せっかくなんで購入しました。
販売元の『ウフコーヒー』は、野生のジャコウネコの『うんち』から採取したコーヒー豆のみを使っているのだそうです。
まだ飲んでいませんが、楽しみです。飲んだらレポートします。

他のカフェの記事はこちら。
ヒトのうんちの分解過程 (5章 人のうんちのゆくえ) ※写真禁止
本展にはもちろん、我々『ヒトのうんち』もあります。
野外で『うんち』をして、それがどのように分解されていくかを記録したものです。
人類の歴史から考えると、野外で排せつしていた期間がずっと長く(関連記事)、現在のウォシュレットに慣れた生活の方がずっと変なんだ、と改めて考えさせられました。
最後に
べたきちが生き物好き、うんち好きということもあり、思いの外長い記事となってしまいました。
まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!
また、ぜひ他の動物関連の記事、ミュージアムの記事もご覧ください。
開催情報
名称 | うんち展 -No UNCHI, No LIFE- |
開催期間 | 2025年3月18日(火)~5月18日(日) |
開館時間 | 10:00~17:00 ※最終入館は閉館の30分前まで |
入館料 | 一般・大学生1,700円、4歳~高校生800円 3歳以下無料 障がい者手帳保持者チケット必要 介助者無料 |
休館日 | 会期中無休 |
会場 | 東京都文京区後楽1-3-61 Gallery AaMo (ギャラリーアーモ) |
アクセス | JR「水道橋駅」東口 都営地下鉄三田線「水道橋駅」A3出口 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」2番出口 都営地下鉄大江戸線「春日駅」A1出口 |
駐車場 | 東京ドームシティ公式サイト 「お車・バイク・自転車をご利用の方」 |
公式URL | https://www.event-td.com/unchiten/ |
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!



