2025年3月の祝日、豊洲のラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyoで2025年9月7日まで開催予定の『ラムセス大王展 ファラオたちの黄金』に行ってきました。
古代エジプト史上最長の67年と長きに渡りエジプトを統治し、最も偉大なファラオと称えられるラムセス2世にフォーカスした展覧会です。
本展のジャパン・キュレーターは、日本のエジプト考古学のレジェンド吉村作治さん。
祝日の夕方から観覧しましたが、混雑しておらず、ゆったりと見ることができました。
館内はアップダウンのないバリアフリー対応になっており、車いす、ベビーカーでも全く問題ないです。
VRはまるでアトラクションのようで、楽しかったです!
古代エジプト好きな方はもちろんのこと、歴史好き、装飾品好き、黄金好きな方など多くの方におすすめです。
※行く前は公式サイトで最新の情報を確認してください。変更になっている可能性があります。
※写真撮影は可能ですが、フラッシュは禁止です。
アクセス・車いす貸出
ゆりかもめ、有楽町線、東京BRT、都営バスなど様々なアクセス方法がありますが、私達はゆりかもめの「市場前」駅から徒歩で行きました。
アクセス ゆりかもめ「市場前」駅から





「市場前」駅からは、ゆっくり歩いても5分程度で到着します。ただし、道中に道案内の看板はありませんので、方向音痴の方は注意!
道は平坦で、歩きやすいです。
車いす貸出
車いすの貸出は、ありません。
どうしても急に必要となった方は、受付で確認してしてみてください。
料金・混雑情報・所要時間など
チケット料金(当日窓口)
当日窓口券 | 平日 | 土・日・祝 |
大人(18歳以上) | 4100円 | 4300円 |
中・高生(12歳以上) | 3100円 | 3300円 |
子供(6歳以上) | 2400円 | 2600円 |
障がい者割引
障がい者手帳所持者と付添人1名は、当日窓口料金の半額で入場できます(詳細は『チケット情報』参照)。
手帳の原本を持って、直接受付で購入してください。日時指定予約は不要です。
また、VRチケットの障がい者割引はありません。
別途チケット2500円の当日分はあるか、VRスタッフに確認した上で購入してください。
私達は祝日の16時頃に入場し、18時頃に確認しましたが、無事VR当日チケットを購入できました。
混雑情報

祝日の16時頃入場しましたが、混雑しておらず、ゆっくりと展示を間近で見回ることができました。
ただし、会期終了間近になると混雑する可能性があるので、ぜひお早めに!

VRは体験するまで、20分〜30分待ちました。
障がい者割引対象者は前述のように、VRの当日券(2,500円)を購入してから列に並びます。
日時指定券を持っている方は、そのまま並んでください。
所要時間
公式サイトには、「おおよそ1時間ほど」(よくある質問)と書かれていますが、1時間では全く足りないと思います。
私達は、約2時間30分ほどかかりました。
しっかりと見たい方は、VR体験なしで2時間、VR体験ありでは3時間必要かと感じました。
バリアフリー情報

前述の通り、館内はバリアフリー対応となっており、全体的に平坦で、車いす、ベビーカーでも問題なく観覧できます。
車いす、オストメイト対応トイレも複数ありました。
べたきち的見どころ
ファイアンス製のタイル

べたきち妻が注目していたのが、色鮮やかな『ファイアンス製タイル』です。
この鮮やかなタイルは、粉砕した石英にアルカリ性の釉薬(ゆうやく)をかけて作られています。
とても精巧に作られており、現在に貼ってあったとしても、とてもおしゃれでかわいい!

べたきちが注目したのは、『ナイル・ティラピアが描かれたタイル』。
実は、ナイル・ティラピアは、私が滞在していたラオスでとても多く養殖されている重要な魚!
ラオス語で『焼き魚(ピンパー)』と言えば、ナイル・ティラピアの塩焼きが出てくるほど、ラオスでは身近な魚なんです!
古代エジプトと現代ラオスの繋がりが垣間見えて、嬉しかったです。

金製の装飾品・ジュエリー


下『アカシアの種を模したビーズと黄金のタカラガイをあしらったガードル』

下『双頭のヒョウをモチーフにしたガードル』
とても数千年前のものとは思えない輝きを放つ金製の装飾品やジュエリーが数多く展示されていました。
当時の職人の技術の高さと、美しいものを求める人の変わらぬ欲望をうかがい知ることができます。
貝にも興味のあるべたきちとしては、『タカラガイ』があしらわれてることが、うれしかったです。

彩色された亜麻布

衣類好きのべたきち妻が注目したのが、『彩色された葬祭用亜麻布』。
これまた、数千年前の亜麻布が色鮮やかに残っていることに驚きです。
世界最古のゲーム?!『セネト』

世界最古のボードゲームと考えられおり、ラムセス大王も興じていた古代エジプトの人気ゲーム『セネト』。
『死者がたどる冥界への道のりを象徴している』と解説されていました。
古代エジプトの人々の遊び文化感じられます。
動物のミイラ


ワニやマングースなど私達には身近ではない動物を含む、数多くのミイラが展示されていました。
これらはサッカラで近年発掘され、『まだ1500万体以上の動物のミイラが眠っている可能性がある』そうですよ!古代エジプト人のミイラへの想い、恐るべき…!
神の供物として埋葬された動物のミイラから、古代エジプトの宗教観を感じとれます。
ラムセス2世の棺

今展覧会の中で、最も貴重で重要な品とされており、公式サイトにも大きく表示されるのがこの『ラムセス2世の棺』。
植物好きのべたきちとしては、建築用素材として古代から重用されており、現代ではとても希少となっているレバノンスギで作られていることに注目しました。
3000年以上前の棺に使われたほどのレバノンスギは、どれほどの巨木だったのか思いを馳せました。
没入型VR『オシリスへの旅』

ラムセス大王とその妻ネフェルタリと出会えるVR『オシリスへの旅』。
待ち時間は約30分、体験時間は約10分、チケット料金は1人2,500円…。待つし、短いし、高い!
それでも、私達は体験できて良かったと思っています!VRならではの臨場感を味わうことができるので、せっかくならぜひ体験してほしいです。
ただし、乗り物酔いする方は苦手かもしれませんので、注意してください。
ネフェルタリの声の色っぽさは、しばらく耳に残りますよ(笑)。
最後に

混雑しておらず、ゆっくりと間近で観覧できて大満足でした。
今年は、特別展『古代エジプト』(会期終了)、横浜みなとみらいで2025年12月25日まで開催中の『ミステリー オブ ツタンカーメン』があり、古代エジプト好きにとってはうれしい限りですね!
まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!

開催情報
名称 | ラムセス大王展 ファラオたちの黄金 |
開催期間 | 2025年3月8日(土)~2025年9月7日(日) |
開場時間 | 平日:10:00〜18:00 (最終入場17:00) 土・日・祝日・特定日:9:00〜19:00 (最終入場18:00) |
※会場窓口当日券 | 入場料平日:大人(18歳以上):4100円 中・高生(12歳以上):3100円 子供(6歳以上):2400円 土・日・祝日・特定日:大人(18歳以上):4300円 中・高生(12歳以上):3300円 子供(6歳以上):2600円 VR:2500円(別途チケット) |
会場 | ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲) 〒135-0061 東京都江東区豊洲6-4-25 |
アクセス | ゆりかもめ「市場前」駅徒歩3分 有楽町線「豊洲」駅徒歩15分 東京BRT「豊洲市場前」徒歩3分、「ミチノテラス豊洲(豊洲市場前)」徒歩2分 都営バス「市場前駅前」から徒歩5分、「新豊洲駅前」から徒歩7分 |
駐車場 | 専用駐車場なし 近隣の駐車場施設を利用 |
公式URL | https://ramsesexhibition.jp/ |
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!

