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べたきち
四肢麻痺の身体障がい者で手帳保持のアラフォー。
30歳でギラン・バレー症候群、脊髄炎を発症、さらに再発し病名が指定難病CIDPに変更される。
元理科教員であり、興味関心の幅広め。
毎週末、妻と博物館や映画へ繰り出す。
東京在住で谷根千、上野近辺によく出没する。
難病障がい者がアクティブ活動に役立つ情報を発信します!

【体験記】秘めし空間!特別展『江戸☆大奥』東京国立博物館│混雑状況、所要時間、見どころなど

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2025年8月2日(土)、上野の東京国立博物館で9月21日(日)まで開催予定の特別展『江戸☆大奥』に行ってきました。

この展覧会は、江戸城内にあった将軍家の女性たちの住まい『大奥』の実像に迫るものです。

豪華な衣装や図面、模型など約180点を通して、その歴史や生活、権力構造が紹介されています。

私たちは『大奥』や日本史に詳しいわけではありませんが、華やかな衣装や貴重な資料を見て十分に楽しめました。

また、『大奥』は現在放送中の大河ドラマ『べらぼう』にもたびたび登場しており、実像を知ることでドラマへの理解も深まり、今後の展開がより楽しみになりました。

マンガやドラマ『大奥』のファンの方はもちろん、『べらぼう』を視聴中の方、日本史好きの方や歴史を学ぶ学生さんにもぜひおすすめしたいです。

他のべらぼうの記事ミュージアムの記事谷根千の記事障がい者割引の記事はこちら

※一部作品の写真撮影が可能。フラッシュの使⽤、⾃撮り棒、三脚等の撮影補助機材の使⽤は禁止。

※行く前は特別展『江戸 大奥』公式サイトで最新の情報を確認してください。

※記事内の価格・情報は、訪問当時のものです。

平成館入口にある看板
平成館入口にある看板
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料金・障がい者割引・車いす貸出

料金

当日券
一般2,100円
大学生1,300円
高校生900円

中学生以下は無料です。学生証を提示してください。

障がい者割引

障がい者とその介護者1名は入館無料。チケットは購入不要です。

車いす貸出と障がい者割引の対象者については、以下の記事で詳細を記載しています。

混雑状況・所要時間など

混雑状況

会場の様子 道幅は広々していて、車いすでも問題ない
道幅は広々 車いすでも問題ない

土曜日の18時15分に入館しました。

過去の特別展『はにわ』や『蔦屋重三郎』とは異なり、入館待ちの行列ができて、ひしめき合うような事態ではありませんでした(参考:特別展『はにわ』特別展『蔦屋重三郎』)。

車いすでも、ゆったりと観覧することができました。

ただし、会期終盤になるにつれて混雑することが予想されるため、混雑を避けたい場合は、平日、または金曜日・土曜日の17時以降の来館をおすすめします。

※2025年9月10日追記

2025年9月9日(火)の15時以降に再訪したところ、入館待ちの行列ができるような事態ではありませんが、やはり前回よりも混雑していました。

車いすでの観覧の方は、なるべく早めに来館してください。

所要時間

私達は、18時15分から19時50分までの約1時間35分かけて観覧しました。

週末に来館される方、特設ショップに寄る方、大奥好きな方などは3時間程度は想定しておくと良いかと思います。

バリアフリー情報

会場は『平成館』の2階にあります。車いすをご利用の方も、エレベーターでアクセスできるため問題ありません。

会場内は全体的に平坦で、バリアフリーに対応しています。

ただし、先述の通り、混雑時には車いすでの観覧が困難となる場合があると思います。

べたきち的見どころ

※ドラマ『大奥』の御鈴廊下など、第1章、第4章の一部エリアは撮影可能

歴代大奥の有名な方々の浮世絵
歴代将軍の正室の方々

NHKドラマ『大奥』の衣装

ドラマ『大奥』で徳川吉宗を演じた冨永愛が着た衣装
徳川吉宗を演じた冨永愛が着た衣装
徳川綱吉を演じた仲里依紗が着た華やかな打掛
徳川綱吉を演じた仲里依紗が着た打掛 華やか!
ドラマ『大奥』の衣装がいっぱいある様子
ドラマ『大奥』の衣装がいっぱい

2023年にNHKで放送されたドラマ10『大奥』の「御鈴廊下」のセットや衣装が展示されていました。

原作は、男女が逆転した世界を舞台に描かれた人気マンガ。

私たち夫婦はドラマを見ていませんでしたが、豪華で華やかな衣装を目の当たりにし、とても楽しめました。

べた妻は現在、再放送されたドラマ『大奥』を録画して視聴を始めています。

ドラマ『大奥』のファンの方にとっては必見の展示です。

『大奥』内で演じられた歌舞伎の衣装

歌舞伎の多くの衣装、小道具が展示されている
多くの衣装が展示されている
迫力のある大きな海老刺繍入打掛
迫力のある大きな海老刺繍入打掛
キンキラキンの豪華な打掛
キンキラキンの豪華な打掛

『大奥』内で上演された歌舞伎の衣装が、一挙に公開されるのは今回が初めてとのこと。

自由に外出できない生活の中、当時の人々にとって『大奥』での歌舞伎は大きな楽しみだったのでしょう。

以下は、特に印象に残った資料です。なお、先述の通り撮影禁止のため写真はありません。

気になる方はぜひ実際に足を運んでみてください。

『大奥』の建築図面

ドラマなどではあまり登場しない詳細な図面を見ることができました。

多くの人々が生活していた様子が伝わり、当時の暮らしに思いを馳せました。

手回しの扇風機

夏に涼を求める気持ちは昔も今も同じ。きっと当時は画期的な道具だったのでしょう。

暑さが苦手な私にとって、現代のクーラーや電気扇風機のありがたさを改めて感じました⋯!

徳川綱吉が瑞春院へ送った掛袱紗

刺繍大好きなべた妻は、掛袱紗の見事な刺繍と豪華さに感嘆していました。

静寛院宮(和宮)の手回り品

大河ドラマ『篤姫(2008年)』では堀北真希が演じた静寛院宮(和宮)

徳川家茂に嫁いだ静寛院宮(和宮)の手回り品のミニチュアは、とても精巧でかわいらしく、べた妻の心をすっかり掴んでいました。

VRで体験!『大奥の世界』

VR機器の写真
VR機器はメガネの上から着用できる

2025年9月9日(火)に再訪し、VR体験をしてきました。体験時間は約4分で、入館料以外の追加料金はかかりません。

会場は平成館1階のガイダンスルーム(入って右側)。

15時頃の待ち時間は10〜20分ほどでした。

スタッフの方によると、会期末が近づくにつれて混雑してきているそうなので、体験される方は時間に余裕をもって来館してください。

リアルなCGで再現された御鈴廊下から御対面場までを、まるで大奥に入り込んだような臨場感で楽しむことができました。

自宅でもVR機器を愛用している没入体験好きのべたきちにとって、とても充実したひとときでした。

行ったなら、絶対に体験しなくては損です!

なお、2026年1月4日(日)まで開催される『ラムセス大王展』でもVR体験ができ、こちらもおすすめです。詳しくは過去の記事をご覧ください。

最後に

今回の特別展『江戸☆大奥』では、華やかな衣装から生活の道具、貴重な図面まで、大奥の実像に触れることができました。

ドラマやマンガで親しまれてきた世界の裏側にある歴史の深みを知り、あらためて日本文化の奥行きを感じました。

興味のある方はぜひ会場で、『大奥』の魅力と迫力を直に体験してみてください。

まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!

花魁道中に興味のある方は、イマーシブ・フォート東京の没入型演劇『江戸花魁奇譚』もおすすめですよ(※詳細はイマーシブ・フォート東京の記事を参照)。

また、ぜひ他のべらぼうの記事ミュージアムの記事谷根千の記事障がい者割引の記事もご覧ください。

開催情報

特別展名称特別展『江戸☆大奥』
開催期間2025年7月19日(土)~9月21日(日)
開催場所東京国立博物館 平成館(上野公園)
東京都台東区上野公園13-9
開館時間9:30~17:00
※毎週金・土曜、9月14日(日)は20時00分まで開館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日月曜
※ただし、9月15日(月・祝)は開館
入館料(税込)一般 2,100円
大学生1,300円
高校生900円
※事前予約不要
※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料
入場の際に障害者手帳等をご提示ください
公式URLhttps://ooku2025.jp/

最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!

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