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べたきち
四肢麻痺の身体障がい者で手帳保持のアラフォー。
30歳でギラン・バレー症候群、脊髄炎を発症、さらに再発し病名が指定難病CIDPに変更される。
元理科教員であり、興味関心の幅広め。
毎週末、妻と博物館や映画へ繰り出す。
東京在住で谷根千、上野近辺によく出没する。
難病障がい者がアクティブ活動に役立つ情報を発信します!

【体験記】むしめづ『ラオスの刺繍ブローチワークショップ』siimee│妻によるレポート

トカゲや鳥の刺繍の施されたブローチ

2025年5月5日(月・祝)、台東区谷中の『ザ・エスノースギャラリー』2階にて開催された『siimee(シーミー)』主催『ラオスの刺繍ブローチワークショップ』に行ってきました。

『ザ・エスノースギャラリー』についてはこちらの記事を、『siimee(シーミー)』の企画展については以下の記事をご覧ください。

ワークショップの講師を務めるのは、いもむしさんを専門とした刺繍作家の『むしめづ』さん。

ラオスの伝統的刺繍のモチーフに動物が多いため、生き物の刺繍のスペシャリストである『むしめづ』さんに、このワークショップの白羽の矢が立ったそうです。

妻は、仲間と刺繍に没頭する、穏やかで充実した時間が過ごせたと喜んでおります。

ありがとうございました。

なお、今回はべたきちは参加しておらず、べたきち妻によるレポートです。ご了承ください。

他の谷根千の記事ラオスの記事ファッションの記事はこちら。

目次

『ラオスの刺繍ブローチワークショップ』とは?

机を囲んで熱心に刺繍をする参加者
机を囲んで熱心に刺繍をする参加者

ラオスの手織り布を使って、刺繍ブローチを作るワークショップです。

暮らしに根ざした布にそっと針を刺す時間は、心を落ち着け、

日常から解き放たれるようなひとときに。

ラオスの伝統柄や動物モチーフを刺繍でなぞりながら、

土地や人々の記憶にふれる体験ができます。

講師は、刺繍作家のむしめづさん。

いもむしのような独特な表現で、初心者も夢中になれる時間を届けてくれます。

布と針で、小さな旅に出かけてみませんか。

the ethnorth gallery│企画展・カルチャースペース

参加費は3,000円で当日支払い。手ぶらでOK。

時間は14時から16時までの2時間。

妻を含めて、普段から手芸を趣味としている方が来ていました。

ただ、初心者でも丁寧に教えてもらえるので、まったく問題ありません。

刺繍をやってみたい方には、おすすめです。

べたきち妻による体験レポート

体験内容

レンテン族の動物モチーフ トカゲ、鳥、ヘビなどが並ぶ
レンテン族のモチーフを選ぶ
モチーフを写したシールに沿って並縫いしている様子
モチーフを写したシールに沿って並縫い
アイロンで布を伸ばしている様子
アイロンで布を伸ばす
使用した針、糸、布など
使用した針、糸、布など

まずは、レンテン族の伝統的な刺繍モチーフから、気に入ったものを選ぶ。

刺繍モチーフをシールにチャコペンで写す。

そのモチーフを写したシールに沿って、並縫いで刺繍を施す。

アイロンで布を伸ばした後、ブローチの形に合うよう丸く切って、端を縫い、糸を引き寄せて絞る。

そして、ブローチの型にはめ込んで、出来上がり!

完成品がこちら。皆さん、さすがの仕上がりです。

参加者が製作した3つのブローチ
参加者が製作したブローチ 手前の『トカゲのブローチ』がべたきち妻作

レンテン族とは?

道端で糸を紡ぐレンテン族の女性
道端で糸を紡ぐレンテン族の女性
道端で刺繍を施すレンテン族の女性
刺繍を施すレンテン族の女性
各家で干されている藍染めの布
各家で干されている藍染めの布
3枚とも2016年1月べたきち妻撮影
我が家にあるレンテン族のコースター
我が家にあるレンテン族のコースター

ラオス北部の少数民族であるレンテン族は、藍染めの民族衣装をまとい、動物をモチーフとした伝統的な刺繍を施します。

民族衣装大好きなべたきち妻(関連記事)は、レンテン族の民族衣装、ポーチ、バッグ、コースター(べたきちからのプレゼント)などを持っています。

べたきち妻は、2016年1月に、ラオス北部のルアンナムター県のレンテン族の村に泊まりました。

その村の一定の年齢以上の女性達は民族衣装を着て、道端で糸を紡いだり、刺繍をしたりしていました。(若者は、Tシャツ、Gパンだったそうです)

また、各家には、藍染めされた布が干されていました。

レンテン族の藍染めは、何度も何度も繰り返し、黒になるまで染めるのが特徴です。

ちなみに、べたきち妻は、その色を『漆黒の藍』と呼んでいるそうです。(厨二病ですね…笑)

糸紡ぎや藍作り、藍染め、刺繍など『自分達が着るものは、自分達で素材から作ること』が生活の一部になっていることに感銘を受けたそうです。

刺繍作家『むしめづ』さん

名前の由来

チョウやガの幼虫を愛しており、『いもむしさん』と敬愛の念を込めて呼んでいるそうです。(そのため、この記事ではいもむしさんと表記しています)

そんな、いもむしさんを専門とした刺繍作家『むしめず』さんのお名前の由来を伺いました。

  • 『むしめづ』は、平安時代の短編集 『堤中納言物語』に収められた『虫めづる姫君』から発想した名前。
  • この話を高校生の時に知り、周囲の反応を意に介さず虫を好んで飼育したり観察するお姫様の物語に心惹かれた。
  • 作家活動を始める際により柔らかく、呼びやすく、そして虫を慈しむ気持ちを残し… との意図を込めて『むしめづ』 とした。

とのことです。快く教えてくださり、ありがとうございます。素敵なお名前ですね!

べたきち夫婦は、恥ずかしながら、『虫めづる姫君』を知りませんでした。勉強になりました。

気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。

『むしめづ』さんの作品

いもむしさんがいっぱい刺繍された作品
1つ1つの刺繍がとてもリアル!

セスジスズメの幼虫(黒色のいもむしさん)とコスズメの幼虫(緑色のいもむしさん)のバッグ、セスジスズメの幼虫の筆箱、ナミアゲハの幼虫(いもむしさん)のヘアゴム。

1つ1つの刺繍が、繊細でリアル!いもむしさんへの深い愛情が伝わってきます。

『ウサギノネドコ東京』にて2024年11月20日(水)〜12月16日(月)まで開催されていた『蝶と蛾フェア』にも出品されていたそうです。(ニアミス!)

『ウサギノネドコ』のオンラインショップでは、『むしめづ』さんの作品が購入できますよ。

公式Instagram公式Xもぜひ覗いてみてください。

べたきちとしては、『セスジスズメのいもむしさんのぬいぐるみ』がかわいくて気になりました。

『ウサギノネドコ』については、以下の記事をご覧ください。

最後に

2025年5月24日(土)、25日(日)には、代々木公園で『ラオスフェスティバル』が開催されます。

『siimee(シーミー)』も出店するそうです!特に、今回の企画展に行けなかった方はぜひ。

ラオスに興味のある方もない方も、行ってみると楽しいですよ。

また、ぜひ他の谷根千の記事ラオスの記事ファッションの記事もご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!

トカゲや鳥の刺繍の施されたブローチ

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