2025/1/5(日)、山梨県忍野村にある『森の中の水族館。-山梨県立富士湧水の里水族館-』に行ってきました。
大きくはないですが、山中湖に遊びに行く度に、よく行っていたお気に入りの場所です。
富士山のきれいな湧水を飼育水とし、淡水魚のみを扱っている特色のある水族館です。
べたきちは、大学院まで動物行動学、特に魚類の行動生態学を専攻してきたため、水族館巡りは大好きです。
今回、飼育スタッフさんにいろいろなお話を聞くことができました。
この水族館は、信玄餅で有名な株式会社桔梗屋が運営しているそうですよ!意外ですよね!
同じさかな公園敷地内には、自然の営みを学べる『森の学習館』や水遊びができる『じゃぶじゃぶ池』もあり、あまりお金をかけずに長時間過ごすことができます。
水族館好きな方はもちろん、子連れの方、カップルの方、山中湖にドライブする方などすべての世代におすすめです。
混雑していないので、穴場ですよ!ぜひ行ってみてください!
※ペットを連れての入園はご遠慮ください(盲導犬、聴導犬、介助犬を除く)。
※館内でのストロボ、ライトを使っての撮影はしないでください。
※行く前は公式サイトで最新の情報を確認してください。
アクセス
車で
・東富士五湖道路山中湖ICから5分
・中央高速河口湖ICから20分
・国道138号線忍野入口信号または自衛隊入口信号から3分
バスで
・富士急山梨バス「さかな公園」から徒歩3分
(※最新の時刻表をご確認ください)
森の中の水族館。│アクセス
私達は、御殿場から自家用車で行きました。
駐車場(約100台)は無料で利用でき、障がい者用駐車場もあります。
料金・車いす貸出
障がい者割引 無料(通常は420円)、介助者無料。
障がい者手帳を提示してください。
車いすは、受付のスタッフの方に声をかけて借ります。利用は無料です(感謝)。
混雑具合・所要時間
年始の週末であり小学生くらいまでの子連れの方を多く見かけましたが、大して混雑していませんでした。
車いすでも問題なく通行できました。
私達は14時から閉館までの17時までの約3時間滞在しましたが、時間が足りないくらいでした。
しかし、これはべたきちが水族館好きなこと(前述)、体験イベントに参加したこと(後述)のためか
と思います。
規模が大きな水族館ではないので、早い方は1時間もかけずに観賞し終わってしまうかもしれません。
施設紹介
施設全体的にバリアフリー対応となっており、車いすユーザーでも安心です。
1階
1階には大小多くの水槽があります。
横見水槽の前には、畳が敷いてあり、寝転んで大きなチョウザメやニジマスを観察することができます。
大きなシロチョウザメは、開館当時からいて、推定30才以上とのことです(トップ画面)。迫力あります!
二重回遊水槽には、富士山の透明度抜群の湧水を掛け流しで使っており、年間を通して12〜13℃で保たれているそうです。
閉館後にスキューバダイビングで行う水槽掃除は、低水温に長時間さらされるため大変とのことでした。
2階
2階には、二重回遊水槽の内側の階段、またはエレベーターで上がることができます。
2階は水槽はあまり多くなく、小型水槽やさまざまな展示物があります。
山梨県内の水産業を学んだり、シアターホールで淡水魚の生態を知ったりすることができます。
ちなみにべたきち妻的見どころは、飼育スタッフさん手作りの展示物です。
飼育スタッフさん7人の少人数精鋭で運営しているため、ポップ作りから大工仕事まで何でもやっているそうです。カッコイイですね!
べたきち的見どころ
体験イベント
バックヤードツアー
参加費無料、先着10名のバックヤードツアーに参加しました。毎週(土)、(日)の11時30分、14時30分から行われます。
普段は行けない水族館の裏側へ行き、スタッフさんからおもしろい裏話を聞けます。
皆さんはチョウザメを漢字で書くことはできますか?
実はチョウザメは蝶鮫と書き、ウロコの形がチョウチョに似ているからと言うのが由来です。
ツアーでは、その由来となったウロコを実際に触らせてもらいました!
私は知識としては知っていましたが、実際に触ったことがなかったので感動しました!
飼育トーク
参加費無料の飼育トークも聞くことができました。毎週(土)、第3(日)、第5(日)の10時30分、15時30分から行われます。
岸部の魚水槽の前にて、日本の固有種であるニホンイシガメ、中国からの移入種であるクサガメ、アメリカからの移入種であるミシシッピアカミミガメの違いや生態についてのお話を聞くことができました。
それぞれの飼育スタッフさんによって、話す内容が異なるとのことなので、毎回参加しても新しい発見がありそうですね!
これらバックヤードツアー、飼育トークに参加したい方は週末の来館がおすすめです。
他にもエサやりや工作などの体験イベントがあるので、ぜひ公式サイトイベント情報で調べてみてください。
ホトケドジョウ
ホトケドジョウは日本の固有種であり、湧水のある流れの緩やかな支流に生息しています。
山梨県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されており、日常的に見ることはないかと思います。
この水族館ではホトケドジョウの保護、調査を行っており、寄付金を募っていました。
べたきちも少額ながら募金させていただきました。
フジノスケ
フジノスケは、父親にキングサーモン(和名マスノスケ)、母親にニジマスを交配させて開発された山梨県オリジナルの養殖魚です。
生きた姿を見ることができるのは、ここだけとのこと!
食べてもとっても美味しいらしいので、今度はぜひ食べてみたいです。
カムルチー(アルビノ)
カムルチーは朝鮮半島から入った移入種であり、一般的にはライギョ(雷魚)と呼ばれることが多いです。
実はこのライギョの仲間は、英語でスネークヘッドと言い、ヘビのような頭の形が特徴的です。
今年は巳年。魚界のヘビ頭にも注目してみてください。
マイクロアクアリウムコーナー
小さなプランクトンや珍しい淡水クラゲ(マミズクラゲ)の観察を行えます。
マミズクラゲは、神出鬼没で毎年どこに発生するかわからないそうです。不思議ですね!
飼育スタッフさんが、マミズクラゲの生態の研究をしているそうで、詳しく解説されています。
今後の研究結果にも期待大です!
オリジナルグッズ
売店には、ここでしか購入できないオリジナルグッズがあります。
私はチョウザメのオリジナルTシャツを購入しました。
まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!
所在地情報
名称 | 森の中の水族館。-山梨県立富士湧水の里水族館- |
所在地 | 〒401−0511 山梨県南都留郡忍野村忍草3098−1 さかな公園内 |
駐車場 | 無料(普通車 約100台収容) |
開館時間 | 7~9月 9:00~18:00 10~6月 9:00~17:00 |
休館日 | 火曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始 夏休み期間は無休 ※公式サイトで確認を推奨 |
入場料 | 大人 420円 小中学生 200円 幼児 無料 障がい者 無料 ※介護者1名まで無料 |
電話番号 | 0555-20-5135 |
公式URL | http://www.morinonakano-suizokukan.com/ |
もしよかったら、特別展『鳥』、企画展『貝類展』の記事もご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!