2025年5月24日(土)、代々木公園で開催された『ラオスフェスティバル2025』に行ってきました。
べたきちは、かつてJICA海外協力隊員としてラオスに派遣されていたご縁から、帰国後もラオス関連のイベントに足を運んでいます。
ラオス人民民主共和国は、タイ、ベトナム、中国、ミャンマー、カンボジアと国境を接する、東南アジア唯一の内陸国です。
仏教文化が色濃く、素朴で穏やかな人々と美しい自然が魅力の国です。
『ラオスフェスティバル』は、『日帰りで行けるラオス』をテーマに、毎年5月に代々木公園で開催される大規模イベントです。
ラオス料理やドリンク、手工芸品・衣類の販売、ステージイベントやパレードなどが催され、一日中いても飽きることがありません。
今年はあいにく天候には恵まれませんでしたが、大雨にはならず、ラオスの味と雰囲気をたっぷりと楽しむことができました。
ラオスが好きな方はもちろん、ビール・コーヒー好きな方、手工芸品好きな方、お祭り好きな方なども、ぜひ2026年5月の予定を空けておいてください!
きっと、ラオスの魅力にハマること間違いなしです!
他のラオスの記事、ファッションの記事、グルメの記事、ミュージアムの記事はこちら。
※行く前はラオスフェスティバル公式サイトで最新の情報を確認してください。
※記事内の価格は、訪問当時のものです。
アクセス
会場である代々木公園イベント広場へは、東京メトロ副都心線・千代田線「明治神宮前〈原宿〉駅」(2番出口)、JR山手線「原宿」駅(西口)、小田急線「代々木八幡」駅などから徒歩5分〜10分程度でアクセスできます。
私達は千代田線「明治神宮前〈原宿〉駅」から向かいました。
最寄りの2番出口付近にはエレベーターも設置されており、車いすユーザーやベビーカーを利用する方でも安心して訪れることができます。
当日は、有名アーティストのライブが開催されていたようで、駅から代々木公園までの道中は非常に混雑していました。
時間に余裕をもって訪れることをおすすめします。

料金・混雑状況など
料金
入場は無料です。気軽に行きましょう!
混雑状況

5月24日(土)の14時30分頃に到着しました。
雨の予報が出ていたためか、昨年度に比べて全体的に人出は少なめに感じました。
今年度の会場には、雨や暑さ対策としてテントが設営されており、購入したラオス料理やビールをゆっくり味わうことができます。
テント内の席は混雑していましたが、入れ替わりがあるため、待ち時間なく座ることができました。
相席や譲り合いの気持ちが大切ですね。
バリアフリー情報
この日、べたきちは下肢装具を装着して徒歩で会場へ向かいました。
会場は平坦であり、車いすやベビーカーの方でも特に問題はないと感じました。
ただし、先述のとおり、代々木公園までの道中は大変混雑していたため、車いすユーザーやベビーカーをご利用の方は、混雑する時間帯を避けて訪れるとより安心です。
べたきち的展示紹介


出店 ラオス料理








べたきち、べた妻、べた母の3人でラオス料理を堪能しました。
どれもおいしかったですが、べたきち的には『タムマークフン』と『ラープガイ』が特に印象に残りました。
どちらもラオス料理と言えば外せない代表的料理です。
『タムマークフン』は、タイ料理店などでは『パパイヤサラダ』の名前で提供されていることもあり、聞き覚えのある方もいるかもしれません。
ラオスでは日常的に食べられている国民的料理で、トウガラシの辛さと青パパイヤのシャキシャキとした食感が懐かしく、ラオスで過ごした日々を思い出させてくれました。
『ラープガイ』は、鶏ひき肉に香草をたっぷり加えた伝統的な料理。
お肉が使われているぶん、『パパイヤサラダ』よりも少し高級であり、結婚式などのお祝いの席にも欠かせない一品です。
今回食した品は、香草のパンチがやや控えめでしたが、『ビアラオ』との相性は抜群でした。
ちなみに『ガイ』は「鶏肉」を意味し、他にも『ムー(豚肉)』、『グア(牛肉)』など、さまざまなバリエーションがあります。
ラオスを訪れる際には、ぜひいろいろ試してみてくださいね。
なお、べた妻の一番のお気に入りは『ハーブソーセージ』。
日本のソーセージとは異なる独特の食感に加え、ハーブとお肉の絶妙なハーモニーがたまらなかったとのこと。
国民的ビール『ビアラオ』



2008年の世界ビールコンクールで金賞に輝いた、ラオスを代表する国民的ビール『ビアラオ』。
すっきりとしたのど越しが特徴で、グビグビ飲めるのが魅力。ラオスでは、氷を入れてキンキンに冷やして飲むのが一般的です。
べたきちは難病を患って以降、普段お酒を飲まないのですが、この日ばかりは1杯いただきました。おいしかった!
ちなみに、呑兵衛のべた母は何杯もおかわりしていました。
ロケット祭りパレード『ブン・バンファイ』




ラオスの伝統的お祭り、『ブンバンファイ』を再現したパレードが、1日4回行われました。(本場ラオスでの『ブン・バンファイ』については後述)
ラオス語で『ブン』は『お祭り』、『バンファイ』は『ロケット』の意味で、日本語では『ロケット祭り』と訳されます。
実際のロケット打ち上げはありませんが、賑やかでラオスらしい独特の雰囲気を味わうことができました!
ラオスの新年祭り『ピーマイパーティー』については、以下の記事をご覧ください。

手紡ぎコットンの店『siimee』


べた妻・べたきちのお気に入りのラオス手紡ぎコットンのお店『siimee(シーミー)』も出店していました。
この日は布製品ではなく、ラオス北部シェンクワン産のコーヒー豆を購入しました。
丁寧に自家焙煎されたコーヒー豆は飲みやすく、私達はすっかりファンになっています。
『siimee』が谷中銀座で行った企画展については、以下の記事をご覧ください。

学生団体『ドリプロ』のコーヒー豆


フェアトレードドリップパックプロジェクト、略して《ドリプロ》は、ラオス産のフェアトレードコーヒーを取り扱う学生団体です。
べたきちとしては懐かしいラオス南部チャンパサック県ボラベン高原産のコーヒー豆を取り扱っていて、昨年も購入しました。
ティピィカ・ウォッシュド深煎りコーヒー豆は、すっきりとした苦味が特徴。
学生さん達の活動も応援してます。(学生団体《ドリプロ》の公式サイトはこちら)
ボラベン高原のコーヒー園の様子については以下の記事のコラムをご覧ください。

コラム ラオスのロケット祭り『ブン・バンファイ』





ラオスの『ロケット祭り(ブン・バンファイ)』は、毎年雨季の始まり(4月末〜5月)に合わせて行われる伝統的な祭りで、雨乞いや豊作を祈る意味があります。
竹製の手作りのロケットを空高く打ち上げ、神に願いを届けるとされています。
賑やかな行進や踊り、酒盛りもあり、地域住民の信仰と娯楽が一体となったラオスを代表するお祭りのひとつです。
手作りのロケットや発射台は、どこか不安に感じるような見た目で、実際に失敗して大爆発してしまうこともありました……!
発射に成功して大空へ勢いよく飛んでいくロケットは迫力満点!子どもも大人も盛り上がる理由がよく分かります。
この迫力を間近で感じてみたい方は、ぜひこの時期のラオスを訪れてみてくださいね!
最後に
ラオス大使館のブースに立ち寄ったところ、初めて見る本『ラオス料理を知る、つくる』に一目惚れし、思わず購入してしまいました。
この本では、ラオス料理のレシピや食文化について、写真付きでわかりやすく紹介されています。
これまで何となく食べていたラオス料理や、見たこともない料理についても詳しく書かれており、とても興味深い内容です。
ラオスの食文化に興味のある方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。

今年の『ラオフェス』でも、ラオス料理やビアラオを味わい、ラオス産コーヒー豆を購入できたので大満足の日になりました。
来年度もまた遊びに行きたいと思っています。
ラオス好きな方も、ラオスを知らない方も、毎年5月末の週末は『ラオフェス』へぜひ足を運んでみてください。
また、ぜひ他のラオスの記事、ファッションの記事、グルメの記事、ミュージアムの記事もご覧ください。
開催情報
名称 | ラオスフェスティバル |
開催期間 | 2025年は5月24日(土)、25日(日) おそらく来年も5月末の土日 |
開場時間 | 10時00分〜19時00分 |
入場料 | 無料 |
会場 | 代々木公園 イベント広場 |
アクセス | 東京メトロ副都心線・千代田線「明治神宮前〈原宿〉駅」(2番出口)、JR山手線「原宿」駅(西口)、小田急線「代々木八幡」駅などから徒歩5分〜10分程度 |
公式URL | https://laos-festival.jp/ |
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!




