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べたきち
四肢麻痺の身体障がい者で手帳保持のアラフォー。
30歳でギラン・バレー症候群、脊髄炎を発症、さらに再発し病名が指定難病CIDPに変更される。
元理科教員であり、興味関心の幅広め。
毎週末、妻と博物館や映画へ繰り出す。
東京在住で谷根千、上野近辺によく出没する。
難病障がい者がアクティブ活動に役立つ情報を発信します!

【2025秋】東京アートさんぽ│5つの展覧会めぐり

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最近、素材・技法・時代・表現の舞台を変えた展覧会をいくつも巡りました。

どれもそれぞれに強い個性を持ちつつ、べたきちが「知りたい」、「感じたい」と思うものをくすぐってくれたものばかり。

以下に、それぞれの記事へのリンクとともに、感じたことをまとめてみます。

皆さまが展覧会を訪れるヒントにもなればうれしいです。

※記事内の情報は、訪問当時のものです。

他のミュージアムの記事上野の記事『べらぼう』関連の記事障がい者割引の記事はこちら。

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染織から世界を旅する《インド更紗 世界をめぐる物語》

『布』という素材・技術・交易の経路に注目した展覧会。

会場は、『東京ステーションギャラリー』(東京駅)。

この展覧会では、インドの木綿布に施された木版刷り・蝋防染・手描き模様、そして藍・茜といった天然染料の色彩が印象深く展開されていました。

ラオスで布文化に関わった経験と重なりながら、『布=ただの素材』ではなく『文化・交易・技術が交錯する記録』であることを改めて実感しました。

布好き・工芸好きの方には、特に足を運んでほしい展示です。

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時代を越える宝物《正倉院 THE SHOW》

奈良時代から続く文化財を、映像や香り、再現模造という手法で体験できる展覧会。

会場は、『上野の森美術館』(上野駅近く)。

奈良時代の宝物を再現模造・映像・香りなどの演出でユニークな体験ができました。

貝殻(ヤコウガイ)の螺鈿細工など、べたきちにとって身近な『貝』を素材に使う工芸品が特に興味深かったです。時代を越えた技術の厚みを肌で感じました。

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仏師の世界に浸る《特別展『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂》


日本の鎌倉時代初期12〜13世紀の仏師『運慶』にスポットを当てた展覧会。

会場は、『東京国立博物館』(上野)。

展示空間が「祈りの場」として構成されており、仏像そのものの迫力と場の空気が印象的でした。

仏像や彫刻好きの方には心が震える時間。時を越えて放つ存在感を、じっくりと味わってほしいです。

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「マンガ・アニメ」文化の原点《HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展》

江戸時代の浮世絵師『葛飾北斎』にフォーカスした展覧会。

会場は、CREATIVE MUSEUM TOKYO(東京・京橋)。

『葛飾北斎』を単なる絵師としてではなく、「マンガ・アニメ」の原点を作った日本文化の創造者として提示しています。

「あれも、これも原点は北斎!?」という発見がたくさん!誰でも入りやすく、そして奥深い展覧会でした。

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筆に託した“夢”《ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢》


オランダ出身の画家『フィンセント・ファン・ゴッホ』の展覧会。特にファン・ゴッホ家の“家族のコレクション”に焦点を当てています。

会場は、東京都美術館(上野)。

作品だけでなく、彼のまわりにいた人々にも焦点が当たっており、「家族がつないだ夢」というテーマが鮮明でした。

絵画に詳しくない方でも、家族のドラマを感じながら、心が動く時間になるのではと思います。

→ 体験記はこちら

観覧のヒント

  • 時間に余裕を持って訪ねること:どの展覧会も見どころたっぷりのため、時間が足りなくならないように注意。
  • 平日・夕方の時間帯を狙う:混雑を避けて落ち着いて回れる可能性が高いです。
  • 自分の“好き”に引き寄せて見る:例えば「布・染織」「国宝・仏像」「浮世絵・マンガ」「名作・家族」など、自分が反応する軸を意識すると展示を見る視点が深まります。
  • バリアフリー情報を事前チェック:特に車いす利用の方や足腰に不安のある方は、アクセス・貸出・移動経路を確認しておくと安心です(各記事で紹介しています)。

以上、展覧会まとめでした。どれかピンと来たものがあれば、ぜひ実際に足を運んでみて、充実した芸術の秋をお過ごしください。

また、ぜひ他のミュージアムの記事上野の記事『べらぼう』関連の記事障がい者割引の記事もご覧ください。

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