【体験記】直筆原稿400点『火の鳥展』東京シティビュー│障がい者割引、所要時間、見どころなど

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街中にある『火の鳥展』の看板

2025年4月の平日、六本木ヒルズの東京シティビューで2025年5月25日まで開催予定の『手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-』に行ってきました。

マンガの神様『手塚治虫』の遺した未完の大作『火の鳥』の直筆原稿を約400点を展示した大型展覧会。

企画監修は、「生物と無生物の間」などのロングヒットセラー作家で生物学者の福岡伸一博士。

福岡博士は、先日開幕した大阪・関西万博の「いのち動的平衡館」のプロデューサーでもあります。

直筆原稿の迫力は正に神様…圧巻です!ただし、原稿の写真撮影は不可のため、ぜひこの機会に目に焼き付けてください。

多くの外国の方も、鑑賞に来ていたことが印象的でした。『火の鳥』が世界的な作品であることの証拠ですね。

鑑賞後は、また『火の鳥』を読み返したくなること間違いなし。

『手塚治虫』、『火の鳥』のファンの方はもちろんのこと、これから『火の鳥』を読もうと思う方、福岡博士のファンの方にもおすすめです。

『生命』そして『人生』について、改めて考えさせられます。

※行く前は公式サイトで最新の情報を確認してください。

※ブログで掲載している写真は、撮影可能エリアで撮ったものです。

目次

アクセス・ベビーカー、車いす貸出

2階の『総合インフォメーション』で借りた車いす
2階の『総合インフォメーション』で車いすを借りる
3階の『美術館・展望台チケット/インフォメーション』
3階の『美術館・展望台チケット/インフォメーション』で障がい者用チケットを購入

アクセス・ベビーカー、車いすの貸出の詳細については、過去記事のこちらを参照してください。

料金・混雑情報など

チケット料金

当日券平日土・日・祝日
一般2,300円2,500円
高校・大学生1,700円1,800円
4歳から中学生800円900円
シニア(65歳以上)2,000円2,200円

※日時指定の前売券は、当日券より100円〜200円安く購入できます。

※4歳未満は無料。

※東京シティビュー(展望台)への入場料も含まれます。

障がい者割引

当日券障がい者割引
一般1,200円
高校・大学生900円
4歳から中学生800円
シニア(65歳以上)1,000円

障がい者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、愛の手帳、被爆者健康手帳)を提示すると、障がい者割引を受けることができます。

介助者1名は無料です。

チケットの事前購入は必要ありません。直接、美術館・展望台チケット/インフォメーション(六本木ヒルズ森タワー3階)へ。

混雑情報

平日の14時50分に入館しましたが、混雑していませんでした。

ただし、週末や会期終了間近は混雑が予想されるため、ご注意ください。

所要時間

特設ショップで買物した時間も含め、私達は14時50分から16時10分までの約1時間20分かけて見回りました。

所要時間は、1時間〜2時間を想定しておくといいと思います。

ただし、直筆原稿が大量にあるため、じっくりと鑑賞したい方はずっと居られます。

バリアフリー情報

基本的に会場は、バリアフリー対応になっています。

少し段差がある部分もありますが、スロープ状になっており、その旨の注意書きもあったため、車いすでも支障なく鑑賞できました。

また、少し狭い通路もありますが、ベビーカーのお子さん連れでも問題なく通行できるかと思います。

写真撮影ついて

本展は、写真撮影が可能なエリアが限られているため、規則を守って撮影してください。

エントランスと特設ショップは撮影可能とのことでしたので、この記事ではそれらの写真を掲載しています。

べたきち的見どころ&展示紹介

『火の鳥展』(東京シティビュー)への入口
『火の鳥展』(東京シティビュー)への入口

エントランス

『火の鳥』の壮大な世界観が表現されているエントランス
『火の鳥』の壮大な世界観が表現されている
床にも『火の鳥』の名シーンがある
床にも『火の鳥』の名シーンが

入ってすぐのエントランス。

大画面、映像、音で『火の鳥』の世界観が表現されています。

まずは、ここで『火の鳥』の世界に惹き込まれます。

海抜250mからの絶景

目の前には東京タワーがある 快晴の様子
目の前には東京タワーが 快晴でよかった!

海抜250mからの光景は非日常を感じさせ、『火の鳥』の大きな世界観とマッチし、より没入感を高めてくれます。

22時まで開館しているため、夕日の時間帯や夜景に合わせるのもいいですね。

400点もの直筆原稿 (撮影不可エリア)

これはもう説明はできません。ぜひ現地でご覧ください。

現在ある全てのマンガの原点であり、極致の直筆原稿には圧倒されます。

とてもきれいな状態で残されていることにも驚きました。

福岡伸一博士の解説 (撮影不可エリア)

福岡博士が、『火の鳥』について『動的平衡』の観点から読み解いて、解説しています。

実は「魚類の生物学」を大学院まで専攻していたべたきちは、博士の著書を何冊も所持しています。

大学生の頃、「生物と無生物の間」を何度も読み返しました。

2007年発行と少し前の本ですが、今読んでも古臭さは全くありません。

『生命』について、『動的平衡』をキーワードに分子生物学の視点から論じられています。

分子生物学が解き明かしてきた科学的事実が、『火の鳥』や『仏教の輪廻転生』の生命観と酷似していることに、驚くはずです。

高校生や高校の生物を履修済の方は、特に興味深く読めるかと思います。おすすめです。

『火の鳥展』からの問い

問いが書いてあるパネル
来館者は回答を貼ることができる

Q1.あなたは永遠の命は欲しいですか?

Q2.生まれ変わったら何になりたいですか?

あなたの答えは、なんですか?

『火の鳥展ミュージアムショップ』

ミュージアムショップの入口の看板 火の鳥が書いてある
入口のポスター
Tシャツや本などの火の鳥グッズが並ぶ
『火の鳥』グッズがいっぱい
並ぶ会場公式ブック
『会場限定公式ブック』 買ってしまった!
ミュージアムショップの壁面にも名シーンが描かれている
壁には名シーンが

豊富なグッズには、目移りしてしまいます。

ものを増やさないようにしているのですが、私はつい『会場限定公式ブック』1,650円を購入してしまいました。

最後に

改めて、『火の鳥』が70年以上前に始まった作品あることに驚かされます。

未完となった現代編は、今の私達が紡いでいるこの世界。

『手塚治虫』が考えていた世界とは、どう同じで、どう違うのでしょうか。

そんなことを考えてしまいます。

気になった方は、ぜひ現地で壮大な物語に包まれてみてください。

障がい者割で無料!『マシン・ラブ展』

壁いっぱいのマシンラブ展の大きな看板
壁いっぱいの大きな看板
スクリーンの中で歩くロボット?!
映像を用いた現代アートが数多く並ぶ

『マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート』は、障がい者割引で手帳保持者と介護者が共に無料のため(感謝)、少しの時間ですが鑑賞してきました。

『火の鳥展』とはまた、趣の異なる現代アートの世界観を味わえました。

開催情報

名称手塚治虫「火の鳥」展
-火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-
所在地〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ
森タワー52階 東京シティビュー
アクセス東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口 徒歩3分(コンコースにて直結)
都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口 徒歩6分
都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」7出口 徒歩9分
東京メトロ南北線「麻布十番駅」4出口 徒歩12分
期間2025年3月7日(金)~5月25日(日)
開館時間10:00~22:00(最終入館21:00)
休館日会期中無休
入場料
※当日券
(平日/土日祝)
○一般 2,300/2,500円 ○高校・大学生 1,700/1,800円 ○子ども 800/900円 ○シニア 2,000/2,200円
※障がい者手帳保持者でもチケット必要。ただし、介助者が1名は無料。
公式URLhttps://hinotori-ex.roppongihills.com/
街中にある『火の鳥展』の看板

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