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べたきち
四肢麻痺の身体障がい者で手帳保持のアラフォー。
30歳でギラン・バレー症候群、脊髄炎を発症、さらに再発し病名が指定難病CIDPに変更される。
元理科教員であり、興味関心の幅広め。
毎週末、妻と博物館や映画へ繰り出す。
東京在住で谷根千、上野近辺によく出没する。
難病障がい者がアクティブ活動に役立つ情報を発信します!

【体験記】名シーンを体感!『特別展チ。』日本科学未来館│車いす貸出、混雑状況、所要時間、バリアフリー情報など

特別展チ。の大きな看板
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2025年4月29日(火・祝)、お台場の日本科学未来館で2025年6月1日(日)まで開催予定の『特別展「チ。 ―地球の運動について―地球(いわ)が動く」』 に行ってきました。

べたきちはここ10年ほどの間、宇宙、星についての関心がどんどん増してきており、読書やTV、Youtubeで知識を深めてきました。

現代宇宙論(ビッグバン理論、ダークマターなど)や量子力学、相対性理論などの物理学を、理解できないながらでも勉強すると、自分をミクロとマクロの両面からかえりみることができる気がします。

そんな中、『第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞』ほか多数を受賞し、話題となっていたマンガ『チ。―地球の運動について―』に出会いました。

マンガ『チ。』は、地球が宇宙の中心と考える『天動説』が定説の時代、神の意志に反する異端思想『地動説』の証明に命を賭けた人々の物語(フィクション)。

1巻を読んで、惹き込まれました!未読の方は、騙されたと思って手に取ってみてください。

読む際は、事前に下調べしないことを推奨します。

8巻で完結しているので、大人買いにもおすすめです。

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4月6日(日)に『特別展チ。』へ一度訪問したんですが、激混みのため断念し、常設展のみを観覧して帰路へ。

4月29日(火・祝)は、前回の反省を活かしてお昼頃には到着して、無事に観覧!

名シーンの体験や実験を通して、『チ。』の世界観の中で、より深く地動説について理解することができました。

地動説、天動説のそれぞれの実験模型で、『金星の見え方』(金星が半月以上に見えるかどうか)を実際に確認できたことが、一番印象に残りました!

マンガ、アニメ『チ。』のファン、宇宙好きな方はもちろん、科学好きな方、お子さん連れの方、歴史好きな方などにおすすめです。

『地動説探究ノート』(後述)を持って、クイズの穴埋めをしながら見てまわるため、観覧後にはきっと地動説について詳しくなっていますよ。

他のミュージアムの記事はこちら。

※この記事は、ネタバレなしです。

※行く前は公式サイトで最新の情報を確認してください。

※記事内の価格は、訪問当時のものです。

※動画、モニターの撮影は禁止ですが、基本的に写真撮影は可能です。

目次 読みたい場所へジャンプ!

アクセス・車いす、ベビーカー貸出

アクセス

様々な行き方がありますが私達は、新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」からアクセスしました。

駅にはエレベーターがあります。私の足でも、徒歩5分とかからずに到着しました。

車いすの方のアクセスは、公式サイト「最寄り駅からのルート(車いす利用)」に写真付きで詳しく記載されています(感謝)。

他の詳細は公式サイト「交通案内」へ。

車いす、ベビーカー貸出

サービスカウンター前の車いす
サービスカウンター前の車いす

車いす(電動車いす)、ベビーカーは、入館してすぐ左側のサービスカウンターにて無料で借りることができます(感謝)。

車いすは、利用日の1週間前から電話予約が可能です(03-3570-9151)。

料金・障がい者割引

『特別展チ。』の入場料

当日券グッズ付 当日券団体料金(8名以上) 
大人
(19歳以上)
2,200円3,200円2,000円
18歳以下
(小学生以上)
1,500円2,500円1,300円
未就学児
(4歳以上)
500円1500円400円

※3歳以下は無料

※常設展の観覧料も含む

障がい者割引

障がい者手帳、受給者証等の証明書の所持者は本人、付添の1人まで無料で観覧できます(詳細は公式サイト『入館料の減免』参照)

特別展、常設展、ドームシアターも無料です(大感謝)。

手帳、ミライロID、証明書を忘れずに持参しましょう。

混雑状況

2025年4月6日(日)の混雑状況

入場まで60分待ちを伝える看板
4/6(日)15時で60分待ち…!
特別展チ。の外側の行列
16時10分頃でもまだ行列が

4月6日(日)は、桜の季節で快晴だったこともあり、激混みでした。外国からの観光客の方も目立ちました。

15時の時点で入場まで約60待ちの行列でした。

これでは、私の体力が持たない&観覧時間が短いため、常設展を見ることに。

2025年4月29日(火・祝)の混雑状況

配布中の整理券の入場時間が15時だと伝える看板
12時の時点で、15時の入場整理券を配布
入場整理券の配布終了を伝える看板
遅いと入場整理券の配布も終了

4月29日(火・祝)は、早めに行動して午前中に出発し、12時に到着。

12時の時点で15時の入場整理券を配布していました。

その後、何時頃かは不明ですが、入場整理券の配布は終了。

掲示板には「整理券をお持ちでないお客様は16時~16時30分に特別展入口までお越しください。整理券をお持ちのお客様入場後に、ご案内を再開いたします。」とあるように、整理券のない方はゆっくり観覧はできません。

スタッフの方に伺ったところ、平日は空いているとのこと。

そのため、じっくり観覧したい方は、平日に来ることをおすすめします。

どうしても週末になってしまう方は、12時には到着しているといいと思います。

16時20分頃の大行列
16時20分になっても大行列 いったい何時頃の入場になるのやら?

障がい者割引対象者はそのまま特別展入口へ

障がい者割引の対象者(本人と付添い者)は、入場整理券をもらわずに、そのまま特別展入口へ行ってください。

私達は12時に入館し、特別展入口前で5分程度待ったら入場することができました。

所要時間・バリアフリー情報

所要時間

私達は、12時から13時50分の約1時間50分かけて見てまわりました。

体験やフォトスポットで多少並んだので、平日ならもっと早く見終わったかもしれません。

ただし、熱心なファンは3時間は確保したほうがいいと思います。

バリアフリー情報

会場の様子 地面は平坦でバリアフリー
12時30分頃の様子 床は平坦でバリアフリー

館内は、全体的に段差はなく平坦で、どこでもバリアフリー対応になっており、車いすからの観覧で困ることはありませんでした。

ただし、付添い者のべた妻としては、 車いすを押し辛いようでした。

これは、貸出される車いすの構造に由来するようです。

べたきち的見どころ

等身大のキャラクターパネル

ラファウ、フベルト、ノヴァクの等身大パネルと展示
それぞれのキャラクターへの親近感が増す

主要キャラクターの等身大パネルがあり、お気に入りのキャラクターの横に立って写真を撮っている方を多く見かけました。

推しキャラがいる方は、必ず行かないとですね!

実物大の『アストロラーベ』に触れる

実物大のアストロラーベ 金色
実物大の『アストロラーベ』 ずっしり重い

実物大の古代の天体観測機器『アストロラーベ』に触れ、ラファウになりきることができます。

ずっしりと重く、作りもしっかりしています。

実際にこのような物を用いて天体観測を行っていたことに対し、驚きと尊敬の念が芽生えます。

ラファウのように使いこなせたら、カッコいいですね!

名シーンを再現できるフォトスポット

ラファウが1人いる名シーンを再現できるセット
あの名シーンの小部屋での再現ができる

マンガ、アニメ未視聴の方のため(ネタバレなし)、多くは語りません。

ただ、あの名シーンの再現して写真を撮ることができます。

実験模型で『金星の満ち欠け』を体験

地動説での金星の見え方を示す実験模型
地動説での金星の見え方
天動説での金星の見え方を示す実験模型
天動説での金星の見え方

『地動説(太陽が中心)』と『天動説(地球が中心)』のそれぞれの実験模型で、『金星の満ち欠け』が異なって見えることを体感できました。

『地動説』、『天動説』の違いをよく理解できる、印象に残る展示でした。

『活字組版』の展示

活字組版の展示
『活字組版』と印刷されたもの とても鮮明

『活版印刷』を行う際に使われる『活字組版(かつじくみはん)』の展示。

中学歴史、高校世界史でも学習した気がします。

アルファベットのはんこの組み合せで印刷ができることが歴史的発明とは、ペーパーレスの時代には、なかなか理解しづらいですね。

にしても、細かい作業…!手の不自由なべたきちには、無理。電子書籍がある現代で本当に良かったと思います。

2種類の『地動説探究ノート』

難易度の高い『天文学者用』と比較的容易な『天文助手用』の2つから選ぶことができます。

べたきちは『天文学者用』、べた妻は『天文助手用』を選択したため、2種類の『探究ノート』のクイズに挑戦することができました。

2人以上で行く方は、このような楽しみ方もありだと思います。

しっかりと展示内容を見ないと、答えを埋められないので、集中して見てまわれて楽しかったです。

最後に

またも長い記事になってしまいました。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

特別展『チ。』から、より宇宙へ興味が増してきた方には、『宇宙創成 (サイモン・シン著)』をおすすめします。

文庫版2009年発刊と少し古く、上下巻で約800ページと長いですが、知的好奇心を満たしてくれてとても面白いですよ。

マンガ『チ。』の舞台よりも、はるか昔の時代から現代の宇宙論までの歴史、人間模様について、とてもわかりやすく平易な文章で、ドラマチックに描かれています。

『チ。』好きは、絶対に気に入ること請け合いです!

お子さんでも十分に読めるので、プレゼントにもいいと思います。

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むしろ、サイモン・シンの科学ノンフィクションは、全て面白いです。本展とは、関係ないですがおすすめしておきます。

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まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!

また、ぜひ他のミュージアムの記事もご覧ください。

開催情報

名称特別展「チ。 ―地球の運動について―地球(いわ)が動く」
開催期間2025年3月14日(金)~6月1日(日)
開場時間10:00~17:00 (入場は閉場時間の30分前まで)
休館日火曜日 (ただし、4/29、5/6は開館)
入館料
※当日券
『入館料・障がい者割引』参照
会場日本科学未来館 企画展示室
(東京都江東区青海2-3-6)
アクセス公式サイト『交通案内』参照
駐車場1時間440円
公式URLhttps://chi-special-exhibition.jp/
特別展チ。の大きな看板

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