2026年8月後半、べたきち夫婦は6泊7日の日程で、愛媛県と高知県をレンタカーで巡ってきました。く
今回の旅は、愛媛県の松山空港からスタート。道後温泉、大洲、四万十川、高知市を経て、高知空港から東京へ戻るルートです。
温泉、動物園、水族館、四万十川、植物園、郷土料理など、四国ならではの魅力をたっぷり楽しむことができました。
旅行中は毎日快晴で、四国の美しい景色も存分に堪能しました!
特に、愛媛県では、『道後温泉本館』や『愛媛県立とべ動物園』、『大洲のうかい』など、印象に残る体験がたくさんありました。
べたきちは身体が不自由なため、無理のないスケジュールを組んでいます(プロフィール参照)。
健常者の方であれば、もう少しスケジュールを詰めて、さまざまな観光地を巡ることもできるかと思います。
今回はレンタカーを利用し、観光地を詰め込みすぎないようにしながら、6泊7日かけて、愛媛から高知へゆっくりと移動しました。
この記事では、まず3日目までの愛媛県で、実際に訪れた場所や食べたもの、宿泊したホテルなどを、旅行の流れに沿って紹介します。
4日目からはいよいよ高知県へ。憧れだった四万十川で泳ぎ、天然アユの塩焼きを食べるなど、後半も忘れられない体験が待っていました。
高知県での旅の様子は、続編で紹介する予定です。
他の旅行の記事、ミュージアムの記事、障がい者割引の記事はこちら。
※トップ画像は、『大洲のうかい』
※記事内の料金・情報は、2026年8月の訪問時のものです。これから訪れる方は、各施設の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
べたきち的旅の心得
難病で身体障がい者であるべたきちにとって、今回の旅行で特に意識したのは、「無理をしないこと」です(詳細はプロフィールへ)。
四国は見どころが多く、車があればさまざまな場所へ行くことができます。
しかし、1日に何か所も予定を詰め込んでしまうと、後半になるにつれて、べたきちの場合は体力が持たなくなります。
そこで今回は、疲れが溜まってきた3日目の午前中は、べたきちは完全に休むことにしました。
宿泊場所を移動しながら、その周辺を中心に観光することで、無理のないスケジュールを組みました。
また、必要に応じて、観光案内所や各施設で車いすを借りました。
宿泊施設や観光ルートを選ぶ際の基準については、過去記事『夏の岐阜旅行』の「べたきち的旅の心得」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

移動手段
飛行機


往路のJAL便は、羽田空港を6時50分に出発し、松山空港には8時10分に到着しました。
朝早い便でしたが、飛行機からは富士山がきれいに見えました!旅の始まりから、なんだか得をした気分です。
座席は30A前後に座るといいですよ!
復路のJAL便は、高知空港を18時55分に出発し、羽田空港には20時25分に到着しました。
なお、往復共に障がい者割引を利用しています。
レンタカー
松山空港でレンタカーを借り、高知空港で返却しました。
利用したのはスカイレンタカー。
愛媛から高知まで移動する今回の旅では、レンタカーが必須です。
1日目《道後温泉と怪談ストリップ!》
道後温泉と町巡り
朝早く羽田空港を出発し、松山空港へ。
レンタカーを借りた後、まずは『道後グランドホテル』へ行き、荷物を預けました。

外の札場(チケット売場)で券を購入
| 大人(12歳以上) | 小人(2〜11歳) | 予約 | |
| 神の湯のみ | 700円 | 350円 | 不可 |
| 神の湯2階 | 1,300円 | 650円 | 不可 |
| 霊の湯2階 | 2,000円 | 1,000円 | 不可 |
| 霊の湯3階個室 | 2,500円 | 1,250円 | 不可 |
| 霊の湯3階貸切室 飛翔の間 | 1組6,000円 +1,300円 | 650円 | 必要 |
| 霊の湯3階貸切室 しらさぎの間 | 1組3,000円 +1,300円 | 650円 | 必要 |
| 又新殿観覧 | 500円 | 250円 (6〜11歳) | 必要 |


エレベーターはありません

お盆期間の後で空いていた!ラッキー!
そして、この日のメインイベント『道後温泉本館』へ。
『道後温泉本館』に到着して、まず目に入ったのが、風格のある建物。3000年の歴史を誇るとされる、日本最古の温泉の一つです。
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルの1つと言われているだけあり、どことなくその雰囲気を感じます。
私たちは、旅行雑誌『まっぷる26』でも大きく紹介されていた『神の湯2階席』を利用しました。
お盆の後に訪れたため、とても空いていました。
料金は1,300円で、利用時間は入浴と休憩を合わせて60分以内。

まったりと休憩できた!
温泉に入った後には、お茶とお茶菓子をいただきました。

金箔がふんだんに用いられた豪華絢爛な部屋

道後温泉を発見したという伝説が伝わる

3つ連なる『湯玉』はここだけ!

排せつ物をチェックする仕組みになっている…!

さらに、1899年に建設された皇族専用の浴室『又新殿(ゆうしんでん)』も観覧しました(空いていたため、当日受付できました)。
豪華で雅な空間が続く中、べたきちが特に気になったのは『御厠(おかわや)』。
なんと制作されてから一度も使用されていないというトイレです!どなたが最初の利用者になるのだろう…!?
ガイドの方からとても丁寧に説明してもらえて、勉強になりました。

観覧は無料
その後は、正岡子規と夏目漱石が滞在したことのある『坊っちゃんの間』も見学。
『道後温泉』は、単に温泉に入るだけではなく、建物そのものや歴史も楽しめる場所でした。

『道後温泉駅』、『坊っちゃんカラクリ時計』の近くにある

温泉むすめ『道後 泉海ちゃん』とパシャリ!
『道後温泉観光会館』では車いす(無料)を借りることができたので、ここからは車いすで道後の町を巡りました。


動くカラクリを見ることができた!

蛇口からみかんジュースを入れるべた妻

『坊っちゃんカラクリ時計』を見たり、蛇口からみかんジュースの専門店『愛媛の食卓 1970』でみかんジュースの飲み比べをしたり。
全20種類あるうちの5種類を飲み比べたところ、べたきち夫婦が特に美味しいと思ったのは「カラマンダリン」でした。

1867年創業の『山田屋まんじゅう』に併設されている『日本茶カフェ 茶楽』では、抹茶かき氷とまんじゅうをいただきました。
暑い夏の道後で食べるかき氷は格別!
夏の風物詩・怪談ストリップを初観賞!

大きなのぼりが目印

昭和な雰囲気が漂う!

※撮影許可いただきました
夕方からは、町巡りの途中で見かけた『怪談ストリップ』のポスターに惹き寄せられ、『ニュー道後ミュージック』へ。
べたきちとしては、人生で初めてのストリップ観賞です。
入場料金は、ワンステージ4,000円、3公演のワンデー5,500円でした。私たちはワンステージを購入。
3名の踊り子さんが出演し、約2時間弱の公演でした。
それぞれの踊り子さんに独特の世界観と個性があり、惹きつけられました。
特にべたきちとしては、3人目の踊り子『葵マコさん』の演目に恐怖を感じました…!まさに怪談ストリップ!
「ストリップ」と聞くと、少し特殊な世界を想像する方もいるかもしれません。
べたきちも初めての体験でしたが、実際に観てみると、踊りや演出、照明なども含めた舞台芸術として楽しむことができました。
べた妻以外にも、女性の来場者がいました。
『怪談ストリップ』は、毎年夏の風物詩とのことなので、興味のある方は、ぜひ来年の道後温泉へ。
宿泊施設 道後グランドホテル



夕食には愛媛の鯛を使った『鯛づくし会席』をいただきました。和室10畳の部屋は広々!
2日目《砥部焼きと動物園、大洲のうかい》
砥部焼の『すこし屋松田釜』
まずは道後を出発し、砥部焼の『すこし屋松田釜』へ。
砥部焼は、愛媛県砥部町を中心に作られている焼き物です。
白い器に青い絵付けを施したものが代表的で、厚手で丈夫なのが特徴。愛媛を代表する伝統工芸品です。
べた妻は、以前、砥部焼のお皿を母からプレゼントされたことがきっかけで、それ以来、砥部焼に興味があったとのこと。


白クマがくっついている!


本焼きでは、1250℃で約15時間焼き上げるそう!
そこで、温かみのあるデザインに惹かれ、多くの窯元の中から『すこし屋松田釜』を訪れました。
工房では、砥部焼の制作工程を見学させていただきました(感謝!)。

べたきち夫婦はカタログからお茶碗を注文
その後、2階のギャラリーへ(階段あり)。ここで、お茶碗を2つ注文しました。
今から届くのが楽しみです!
愛媛県立とべ動物園
| 入園料 | |
| 大人(18歳以上) | 600円 |
| 高齢者(65歳以上) | 300円 |
| 高校生(15〜17歳) | 200円 |
| 小中学生 | 100円 |
| 幼児(6歳未満) | 無料 |
| 障がい者等 | 無料 |
※障がい者等及びその付き添い1名は無料。入園時に手帳等の提示が必要です。
この日の大きな目的地は、西日本最大級の動物園『愛媛県立とべ動物園』。
動物好きのべたきちとしては、四国旅行で外せない場所です。

これは…『ベンガルトラ』の足跡!

階段の横にはスロープも完備!


駐車場から入口ゲートまでは、動物たちの足跡をたどりながら、緩やかな登り坂を数百メートル歩きました。
炎天下の中、身体の不自由なべたきちにとっては、かなりの距離に感じました…!
なお、私たちは後から知ったのですが、身体障がい者用の駐車場も用意されています。
身体障がい者の方は、入口ゲート付近に身障者用駐車場(3台分)がありますので、ご利用の際は事務所(電話:089-962-6000)にご連絡ください。
車での詳しいアクセス方法はこちらから│愛媛県立とべ動物園
入口ゲートで車いす(無料)を借り、べた妻に押してもらいながら園内を見て回りました。


『クマタカのワカ♂』


奥にいるのは『砥愛(とあ)』かな!?

ジャガー、サーバル、クロサイ、アフリカゾウの親子、トラ、オランウータン、シロクマのピースなど、さまざまな動物を見ることができました。
べたきちが特にカッコいいと思ったのは、『サーバル』。
細身の体に小さな頭、大きな耳が印象的で、ネコ科動物の中でも独特の魅力があります(家のぐーたらべた猫とスタイルの違いが…笑)『ネコ展(関連記事)』。

1969年4月18日死亡
また、『ニホンカワウソの標本』も印象に残りました。
かつて日本各地に生息していた『ニホンカワウソ』は、現在では絶滅したと考えられています。
『とべ動物園』の前身である『道後動物園』は、1956年から1969年にかけて、全国で唯一、『ニホンカワウソ』を飼育していた動物園です。
その貴重な飼育個体の剥製を、間近に見ることができました。
今でも、ときどき目撃情報が報告されることがあります。生存しているといいな…!
そして、今回ぜひ会いたかったのが『パプアヒクイドリ』。
国内で唯一飼育されている個体がいるとのことで楽しみにしていたのですが、残念ながら会うことができませんでした…。

テレビで見たアイドルが!

園内のふれあい売店限定販売
また、直前に訪れた砥部焼の『すこし屋松田釜』が制作した『シロクマピースのマグカップ』も購入しました。

訪れた日は快晴で、とても暑かったため、人出はかなり少なかったです。
体温調節が苦手で暑さ対策が必須なべたきちにとって、冷感ベスト『クールシェイダー』がかなり役立ちました。おすすめです。
大洲のうかい
| 食事なし | 食事付き | |
| 大人(中学生以上) | 4,000円 | 8,000円 |
| 小人(4歳以上) | 3,000円 | 5,000円 |
| 3歳以下 | 無料 | 無料 |
動物園を後にして大洲へ。夜のお楽しみは岐阜県長良川、大分県日田市三隈川と並び『日本三大うかい』の1つと称される肱川の『大洲のうかい』です。
2024年の夏季旅行では長良川の鵜飼を見学しており、今回は大洲の珍しい『合わせうかい』見ることを楽しみにしていました『岐阜旅行(関連記事)』。
私たちは、4,000円の食事なしの乗合船を利用しました。


数段の段差あり
18時に案内人と一緒に散策しながら乗船場へ向かい、18時30分に臥龍山荘下の乗船場から乗船。

どうやって建てたんだろう…!

豚肉×栗の絶妙なハーモニー!

里芋がたっぷり入ってる!
船上では、『大洲炉端 油屋』で購入した大洲名物の『とんくりまぶし』を食べながら、大洲の町を眺めました。





『ハナちゃん』はサボり癖あり(笑)!
そして、日もすっかり落ちた20時近くから、鵜飼がスタート。
鵜匠さんの船と観覧船がしばらくの間、併走するため、ウミウが小魚を捕獲する瞬間を間近で見ることができました!
これには、べた妻と共に大興奮!
20時30分に大洲城下で下船しました。大洲の夜を満喫できました。
宿泊施設 スーパーホテル愛媛・大洲インター
素泊りです。
3日目《大洲の町並みと苔むした森、歴史ある醤油蔵》
べた妻の友人と再会、カトラッチャ




午前中は、べた妻の大学時代の友人で、大洲在住のべた妻友と18年ぶりに再会。
べた妻は、『大洲城』と『臥龍山荘』を案内してもらいました。
その間、べたきちはホテルで休息。

ちなみに、店名の『カトラッチャ』はホンジュラスの英雄の名前とのこと

キャプションにはそれぞれの生産者さんの名前が!


飲みやすくお土産にも購入!
午後からは、べたきちも合流し、伊予市のホンジュラス専門コーヒー店『カトラッチャ珈琲焙煎所』へ連れて行ってもらいました。
店主の今井さんは、JICA海外協力隊で中米ホンジュラスへ派遣された経験をきっかけに、ホンジュラスのコーヒー豆を専門に扱うこのお店を開業されたとのこと。
ラオスに派遣されたべたきちとしては、ちょっとしたご縁も感じるとともに、今も派遣国に貢献していることに尊敬の念を抱きました。
パスタとホンジュラス産カカオを使ったスイーツ、そしてホンジュラス産のコーヒーをいただきました。
どれも美味しい!お土産に『ディオニシオさんのコーヒー豆』を購入しました。
苔むしろ


車いすの方は厳しいかも

棚田を利用した独特な風景に囲まれる

食後、ドライブをしながら向かったのが、ギャラリー喫茶『苔筵(こけむしろ)』。
四国八十八景(No.48)にも選出されている苔の林に囲まれた空間は、とにかく雰囲気が抜群。
さらに、セミの声が心地よく響いていました。
暑い夏の日でしたが、苔に囲まれた空間に入ると涼しく、まるで『もののけ姫』の世界に入り込んだような気分になります。
ここでは、『地下水で淹れたアイスコーヒー』と『甘酒シフォン』をいただきました。
観光地を次々と巡るだけではなく、こうしたゆったりとした時間も楽しむことができました。
梶田商店



最後に訪れたのが、1874年創業の老舗醤油蔵『梶田商店』。
全国的にも数少なくなった、醤油づくりの全ての工程を自社で行い、伝統的な製法を守り続ける醤油・味噌蔵です。
歴史を感じる建物も、とても素敵でした。
醤油、お味噌、佃煮を購入し、旅のお土産に。
その土地で長く続いてきた店や建物を見ると、その地域の歴史を少し身近に感じることができます。
宿泊施設 スーパーホテル愛媛・大洲インター
素泊まりで連泊しました。
移動経路と距離
実際に移動した経路とは、若干異なりますが参考までに。
1日目 移動距離約10km
2日目 移動距離約79km
3日目 移動距離約80km
最後に
とても充実した愛媛観光でした。そして4日目からはいよいよ高知県へ。
憧れだった四万十川で泳いだり、天然アユの塩焼きやカツオの塩たたきを食べたりと、後半も盛りだくさん!
ただいま執筆中ですので、もうしばらくお待ちください。
ぜひ、他の旅行の記事、ミュージアムの記事、障がい者割引の記事もご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!






