2025年10月11日(土)、東京駅付近の三菱一号館美術館で、2026年1月25日(日)まで開催予定の『アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に』へ行ってきました。
『アール・デコ(Art Déco)』は、1920〜30年代に世界中で流行した装飾様式で、当時の『モード(流行)』を象徴するスタイルのひとつ。
幾何学的で直線的なデザインを特徴とし、機械文明やモダンデザインの美しさを洗練された形で表現しました。
第一次世界大戦後の女性たちの社会進出や価値観の変化とともに広がり、束縛から解放された新しい時代の女性像を体現する存在でもありました。
本展では、膨大なコレクションを誇る京都服飾文化研究財団(KCI)の資料を中心に、『アール・デコ期』の服飾作品や美術品など約310点が展示されています。
べたきちは、100年も前のファッションとは思えない華やかさと、まったく古さを感じさせないデザイン、そして豪華なヒールに驚きました。
現代のファッションにも息づく『アール・デコ』の力強さと美しさを、改めて実感しました。
ファッションや衣服が好きな方はもちろん、西洋史やシャネルに関心のある方にもおすすめの展覧会です。
観覧後には、近くで開催中の『HOKUSAI展』へ、はしごしました。ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。

他のファッションの記事、ミュージアムの記事、障がい者割引の記事はこちら。
※一部作品の写真撮影が可能。動画撮影、フラッシュの使⽤、三脚等の撮影補助機材の使⽤は禁止。[10月21日(火)から、撮影可能なエリアが拡大されました]
※訪問前に三菱一号館美術館公式サイトで最新の情報を確認してください。
※記事内の情報・価格は、訪問当時のものです。


アクセス・ベビーカー・車いす貸出
アクセス


JR「東京駅」や「有楽町駅」、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」、千代田線「二重橋前〈丸の内〉駅」、有楽町線「有楽町駅」、都営三田線「日比谷駅」など、複数の駅から徒歩でアクセスできます。
私たちは、最寄りの千代田線「二重橋前〈丸の内〉駅」1番出口から徒歩で向かいましたが、1番出口には階段しかない部分があり、エレベーターも設置されていません。
エレベーターを利用したい方は、少し遠くなりますが3番出口付近のエレベーターを利用してください(詳細は二重橋前〈丸の内〉駅の構内図を参照)。
バスや車でのアクセス、雨に濡れない地下ルート、バリアフリールートなどは、公式サイトの「アクセス」にとても詳しく紹介されています。
自分に合った行き方をチェックしてみてくださいね。
ベビーカー・車いす貸出

ベビーカー(2台)、車いす(2台)の無料貸出があります(感謝)。
スタッフの方に声をかけると利用できますが、事前予約はできませんのでご注意ください。
料金・障がい者割引
料金
| 当日券 | |
| 一般 | 2,300円 |
| 大学生・専門学校生 | 1,300円 |
| 高校生 | 1,000円 |
| 中学生以下 | 無料 |
学生の方は、入場時に学生証を提示してください。
※キラキラコーデ割 キラッとしたアイテム着用で当日券100円引きもあります!
障がい者割引
障害者手帳保持者は半額、付添いの方1名は無料になります。
スタッフの方によると、対象の手帳は、身体障害者手帳・愛の手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳・外国発行の障害者手帳です。
証明できるもの、手帳などをチケットカウンターで提示してください。
なお、公式サイトには、対象の手帳についての記載がありません(2025年10月29日確認)。
今後の情報更新を注視しておくと安心です。
また、人権週間期間[12/4日(木)〜10(水)]は、障害者手帳保持者と付添いの方1名は無料となります。
混雑状況・所要時間など
混雑状況

開催初日の土曜日、15時40分頃に入館しました。
お子さん連れはほとんど見かけず、多くは落ち着いた雰囲気の紳士淑女の方々が来場されているといった印象です。
空いているというほどではありませんが、車いすの方でも問題なく通れる程度の穏やかな賑わいでした。
会期末が近づくと、やはり混雑が予想されます。ゆったりと作品を観覧したい方は、早めの来館をおすすめします。
所要時間
15時40分から17時20分までの約1時間40分かけて観覧しました。
私たちとしては、ちょうど良かったです。
じっくりと作品を観覧したい方、特設ショップでゆっくり買い物をしたい方などは、もう少し余裕を持って訪れると安心かと思います。
バリアフリー情報


美術館の正面入口は、階段を上る必要があります(「アクセス」前の画像を参照)。
ベビーカーや車いすを利用される方は、中庭口のスロープ左側にあるバリアフリー対応入口(段差解消用エレベーター)を利用すると便利です。
会場は1階から3階まであり、車いすの方もエレベーターで各階へ移動できます。
館内は全体的に平坦で、バリアフリーに配慮された造りになっています。
また、1階には多目的トイレも設けられており、車いす利用の方も安心して過ごせます。
べた妻&べたきち的見どころ

アール・デコの象徴!《ポール・ポワレのデザイン》


『ポール・ポワレ(Paul Poiret, 1879〜1944年)』は、20世紀初頭のフランスで活躍した、アール・デコ期を代表するファッションデザイナー。
体を締め付けるコルセットから女性を解放し、東洋風の装飾や大胆な色使いで、『アール・ヌーヴォー(有機的)』から『アール・デコ(無機的)』へと移りゆく時代を象徴しました。
1911年には、動きやすさと上品さを兼ね備えた『キュロットスカート』を発表し、活動的な女性たちから支持を集めました。
『キュロットスカート』は、べた妻も愛用しているため、ポワレに対して「キュロットスカートを生み出してくれてありがとう」と思わず感謝したそうです。
べたきちは本展で初めてポワレを知りましたが、その革新性が現代もなお、息づいていることに感銘を受けました。
高級ブランドCHANELの始祖!《シャネルのデザイン》
『ココ・シャネル(Coco Chanel, 1883〜1971年)』は、高級ブランド『CHANEL(シャネル)』の創業者であり、20世紀を代表するフランスのファッションデザイナー。
幾何学的で洗練されたアール・デコの美意識を取り入れ、装飾を排したシンプルで機能的なデザインによって、新しい時代の女性像を確立しました。
べたきちは、伝記映画『ココ・アヴァン・シャネル』(2009年)を観たことがあるので、ファッションに疎いながらも多少の知識がありました。
べた妻は、Chapter4の4-02《デイ・ドレス(1923年頃)》のコーディネートに注目。
黒地に立体的な黒のコード刺繍を施したドレスに、フォックスファーのストール、そして落ち着いた色味で花の刺繍があしらわれた帽子という組み合わせが、とても印象的だったそうです(※撮影禁止のため写真はありません)。
多種多様!《豪華なジュエルド・ヒール》


べたきちにとって衝撃的だったのが、カラフルで絢爛豪華な『ヒール』の数々。
アール・デコの時代には、服やアクセサリーだけでなく靴にも『モード性』を備えた装飾が取り入れられ、贅沢な靴が次々と生み出されました。
宝石やラインストーンを散りばめたヒール、象牙を用いたヒールなど、細密で精巧な装飾が施された靴の数々は、見ていて飽きることがありませんでした。
プラダを着た悪魔!?《ヴォーグの表紙》
『ヴォーグ(VOGUE)』は、1892年にアメリカで創刊された世界的なファッション誌。
本展では、フランスの画家ジョルジュ・ルパップ(Georges Lepape, 1887〜1971年)が手がけた表紙原画の数々が展示されていました。
この『ヴォーグ』は、映画『プラダを着た悪魔』(2006年)のモデルといわれており、べたきちも知っていたので、思わず嬉しくなりました。(べたきち夫婦もこの映画が大好き。アン・ハサウェイがめちゃくちゃかわいい!)
しかも現在、続編が制作中とのことで、2026年5月1日米国公開予定。今から公開が待ち遠しいです。(詳細はVOGUE JAPAN公式サイトを参照)
※2025/11/21 追記
2026年5月1日(金)に日本でも公開されることが発表されましたね!GWは映画館へ!
最後に
『アール・デコとモード』展は、単なるファッションの展示ではなく、「時代の美意識」がどのように移り変わっていったのかを体感できる内容でした。
アール・デコの華やかさや職人技の繊細さに触れながら、現代の私たちの暮らしや装いにも通じるデザインの原点を感じました。
まだまだいっぱい見どころはあるので、ぜひ現地で個人的見どころを発見してください!
アール・デコの世界観に惹かれた方には、マンガ『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』もおすすめです。
「ファッションデザイナーの祖」と呼ばれるローズ・ベルタンを主人公に、宮廷文化とモードの誕生を描いた作品で、ファッションや歴史に興味がある方ならきっと夢中になります。
服飾に詳しくないべたきちでも、興味深く読んでいます。ファッションや文化、歴史を学びながら世界観に浸れる一冊です。
また、近隣で開催中の『インド更紗展』や『HOKUSAI展』にも足を延ばしてみてくださいね。
ぜひ他のファッションの記事、ミュージアムの記事、障がい者割引の記事もご覧ください。
開催情報
| 名称 | 『アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に』 |
| 会期 | 2025年10月11日(土)〜2026年1月25日(日) |
| 休館日 | 祝日・振替休日を除く月曜日、および12/31(水)・1/1(木) [ただし、トークフリーデーの10/27(月)・11/24(月)・12/29(月)、会期最終週の1/19(月)は開館] |
| 開館時間 | 10:00〜18:00 [1/2(火)を除く金曜日と会期最終週平日、第2水曜日は20:00まで開館] ※入館は閉館の30分前まで |
| 観覧料 | 一般:2,300円、大学生・専門学校生:1,300円、高校生:1,000円、中学生以下:無料 障害者手帳保持者は半額、付添い1名は無料 ※人権週間期間[12/4日(木)〜10(水)]は障害者手帳保持者と付添い1名は無料 |
| 会場 | 三菱一号館美術館 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2 |
| 公式URL | https://mimt.jp/ |
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!










