2025年7月12日(土)、お台場の日本科学未来館で9月28日(日)まで開催予定の特別展『深宇宙展~人類はどこへ向かうのか』に行ってきました。
この展覧会は、月・火星探査や最新の天文学研究を紹介する、日本最大級の宇宙展。
会場には、月面探査車『有人与圧ローバー』の実物大模型や、前澤友作さんが搭乗した『ソユーズ宇宙船』など、世界初公開を含む貴重な展示が集結していました。
迫力ある映像や体験型の展示を通じて、人類がこれからどこへ向かうのかを体感でき、とても刺激的でした。
特に本物のロケット部品に触れたり、実物大の大きな模型を間近で見られたのは感動もの。
宇宙好きのべたきちにとって、大満足のひとときでした。
なかでも『有人与圧ローバー』は、愛読マンガ『宇宙兄弟』に登場するローバーを思い出させてくれ、胸が熱くなりました。
『宇宙兄弟』は、いよいよ次巻の46巻で完結。何度読み返しても面白いので、まだ読んでいない方は大人買いもおすすめです!

宇宙が好きな方はもちろん、マンガ『宇宙兄弟』の愛読者の方、未知の世界に憧れのある方、広い視点で物事を考えたい方などは必見です。
他のミュージアムの記事、上野の記事、障がい者割引の記事はこちら。
※すべての展示物の写真・動画撮影が可能。映像の録画は不可。
※行く前は日本科学未来館公式サイトで最新の情報を確認してください。
※記事内の価格は、訪問当時のものです。

アクセス・車いす、ベビーカー貸出
詳細は過去記事(特別展『チ。』)をご覧ください。
料金・障がい者割引
料金
当日券 | |
大人(19歳以上) | 2,200円 |
(中学生以上) | 18歳以下1,400円 |
(4歳以上) | 小学生以下700円 |
※3歳以下は無料
※常設展の観覧料も含む
障がい者割引
障がい者手帳、受給者証等の証明書の所持者は本人、付添の1人まで無料で観覧できます。(詳細は公式サイト『入館料の減免』参照)
特別展、常設展、ドームシアターも無料です(大感謝)。
手帳、ミライロID、証明書を忘れずに持参しましょう。
混雑状況・所要時間など
混雑状況

私たちは、開幕初日の7月12日(土)の14時50分頃に到着しました。
前回の特別展『チ。』のように入場待ちの行列はなく(※詳細は過去記事「特別展『チ。』の混雑状況」を参照)、すぐに入場できました。
会場内も混雑しておらず、ゆったりと観覧することができました。
ただし、会期末になるにつれて混雑することが予想されるので、時間に余裕を持って来館することをおすすめします。
所要時間
14時55分から16時45分まで、約1時間50分かけて見て回りました。
私たちには、このくらいの時間がちょうど良かったと感じました。
バリアフリー情報
館内は全体的にフラットで段差もなく、バリアフリー対応がしっかりしています。
車いすでも、安心して展示を楽しめる環境でした。
べたきち的見どころ
触れる『ロケット部品』


JAXA種子島宇宙センターから運ばれてきた、本物の『ロケット部品』に触れることができました。
一つひとつの部品に込められた技術や努力を思うと、いろいろと想像がふくらみます。
べたきちは学生時代に種子島宇宙センターの『宇宙科学技術館』を訪れたことがあり、そのときの感動がよみがえってきました。
次はぜひ、ロケットの打ち上げにあわせて現地を訪れてみたいです。

前澤友作さんが搭乗した『ソユーズ宇宙船』と『宇宙服』



ZOZOの創業者で実業家の前澤友作さんが、2021年にISSから地球に帰還する際に搭乗した『ソユーズ宇宙船(パラシュート付き)』や『宇宙服 ソコルスーツ』が展示されていました。
マンガ『宇宙兄弟』にも登場する本物の『ソユーズ宇宙船』の内部まで見られるのは圧巻で、『宇宙兄弟』ファンやメカ好きにはたまらない展示です。
地球に帰還後にも、自らの貴重な物品を公開してくれる前澤さん、カッコいいですね!
月面探査車『有人与圧ローバー』

会場でひときわ存在感を放っていたのが、次世代の月面探査車『有人与圧ローバー』。その実物大模型が、今回世界で初めて公開されました。
このローバーは宇宙服を着なくても車内で約1か月間生活できるように設計されていて、『宇宙兄弟』の世界が現実に近づいていることを実感します。
アポロ計画以来となる有人月面探査『アルテミス計画』では、JAXAとTOYOTAが共同開発したこのローバーが活躍してくれることを期待しています。(※『アルテミス計画』の詳細はJAXAの該当ページを参照)
『火星衛星探査計画(MMX)』の探査機1/2模型

『火星衛星探査計画(MMX)』は、火星の衛星フォボスに着陸してサンプルを採取し、地球へ持ち帰る壮大なミッション。打ち上げは2026年度に予定されています。
この計画は、火星の衛星の起源や太陽系の進化の謎を解き明かすことを目的としています。
もし成功すれば、これまた世界初!日本が得意とするサンプルリターン技術が生み出す新たな快挙に、今から期待が高まります。
『火星の風景』の映像

足下から目の前に広がる大画面に映し出される『火星の風景』の映像は、まるでその場にいるかのような没入感がありました。
火星に降り立ったような臨場感を、手軽に味わうことができました。
会場にはスロープが設けられており、車いすでも安心して体感できました。
最後に

『深宇宙展』を通じて、宇宙開発の最前線と人類の未来に触れることができ、とても貴重な体験となりました。
ぜひ実際に足を運んで、未知の世界を体感してみてください。
まだまだ見どころはたくさんあるので、現地で自分だけのお気に入りを発見するのもおすすめです。
また、日本科学未来館の外には『スペースシャトルの石像』や『宇宙ヤクスギ』もありますので、あわせてご覧になってみてください。
ぜひ他のミュージアムの記事、上野の記事、障がい者割引の記事もご覧ください。
開催情報
名称 | 特別展『深宇宙展~人類はどこへ向かうのか』 |
開催期間 | 2025年7月12日(土)~ 9月28日(日) |
開場時間 | 10:00~17:00 (入場は閉場時間の30分前まで) |
休館日 | 9月2日(火)、9日(火)、16日(火) |
※当日券 | 入館料『入館料・障がい者割引』参照 |
会場 | 日本科学未来館 企画展示室 (東京都江東区青海2-3-6) |
アクセス | 公式サイト『交通案内』参照 |
公式URL | https://deep-space.jp/ |
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!




