2025年4月20日(日)、大田区池上会館にて開催された『ラオスのこども』主催の『ピーマイパーティー2025』に行ってきました。
ラオス語で『ピー』は「年」、『マイ』は「新しい」であり、ピーマイで『新年』を意味します。
ラオスでは4月に新年を祝い、『バーシー』と呼ばれる伝統的儀式や、『水かけ祭り』(ラオスの4月は40℃近くなる!)と呼ばれる盛大な祭りがあちこちで催されます。
私達は、以前『ラオスのこども』主催の展示販売会(下の記事)には行ったことがありますが、『ピーマイパーティー』は、初めての参加です。

当日はスタッフの方も含め、約150人の参加と大盛況。
第1部では、『ラオスのこども』の現在の活動内容やラオスの教育の現状を知ることができました。
第2部では、『バーシー』を行った後、本場の味の『ラオス料理』に舌鼓を打ちまくり。
べたきちは10年ほど前にラオスに1年半滞在していたことがあり、その時以来のバーシーでとても懐かしかったです。
旧友にも会え、おいしい『ラオス料理』も食べることができ、べた妻は良い買物もでき(後述)、とても充実した時間を過ごせました。
ラオス好きな方、『ラオスのこども』の活動に関心がある方はもちろん、手織りの服が好きな方、国際協力に興味がある方などは、ぜひ来年以降は参加しましょう。
※他のラオスの記事、ファッションの記事、グルメの記事はこちら。
※参加には事前予約が必要です。詳細は『ラオスのこども公式サイト』で最新の情報を確認してください。
『ラオスのこども』とは?
『ラオスのこども』は、東南アジアの新興国 ラオスの子ども達の教育環境向上のために、日本とラオスで活動している特定非営利活動法人(認定NPO法人)。
1982年から活動を始め、ラオスの子ども達の読書推進活動、『子ども文化センター』運営支援や図書室整備による『居場所』作り、96万冊にのぼる『ラオス語図書』の出版など多岐にわたるプロジェクトを行っています。
現在は、絵本『ぐりとぐら』のラオス語版を出版し、子ども達へ届けるプロジェクトが進行中。(下は日本語版)
『ぐりとぐら募金』では募金だけではなく、書き損じハガキや未使用切手の寄付も受け付けています。詳細は『ラオスのこども公式サイト』へ。


代表のチャンタソンさんと事務局長の野口さんはご夫妻で、他のスタッフやボランティアと共に『ラオスのこども』を運営されているとのこと。
パワフルさや行動力、人々を巻き込む力に脱帽です。
第1部
日本とラオスの70年&ラオスの絵本の歩み

『ラオスのこども』が絵本を現地へ届ける際の苦労話や、絵本の読み聞かせの実演などが行われました。
1時間近い講演でしたが、多くの聴衆が真剣に聞き入っていました。
第2部
伝統儀式バーシー



正式名称は『バーシー・スー・クワン』。
新年、結婚、出産、歓迎、送迎、引越し、新築祝いなどの人生のあらゆる節目に行われる伝統的儀式で、ラオス滞在時にはべたきちも何度も体験しました。
ラオス語で、『バーシー』は「供え物」、『スー』は「〜へ」、『クワン』は「魂」であり、直訳すると『魂へ供え物』の意味。
糸をお互いの手首に巻き付け合い、これには『魂を結ぶ』という意味合いがあります。
巻かれた糸は3日間はほどいてはいけないとのこと。
『ピーマイパーティー』では、参加者同士がお互いに、『悪い魂は外へ、良い魂は内へ』と無病息災を祈りながら白い糸を巻き付けました。
初対面の方とも糸を結び合い、とてもいい交流になります。


2枚ともべたきち2015年ラオスにて撮影
ラオスの料理を味わおう!










『バーシー』が終わったら、『ラオス料理のビュッフェ』。
前日からスタッフの方々が仕込んでくださり、お腹いっぱいになるまで、懐かしくおいしい『ラオス料理』を堪能できました。
べたきちの毎日のお昼ご飯だった『カオピアックセン(ラオス風ヌードル)』。これを食べると、かつてラオスで過ごした日々が脳裏によみがえります。
『カオニャオ カム(黒米入りもち米)』は、何の味もつけなくても、それだけでモチモチとしていて甘くおいしいので、何個も食べてしまいました。
べた妻は、『カイ ペーン(川海苔)』をとても好きになったようで、10枚以上いただいていました。まさかこんな珍味を日本で食べることができるとは…!
食後には、コンデンスミルクをたっぷり入れる甘い『ラオス式コーヒー』を飲みたかったのですが、コンデンスミルクが切れてしまい、ブラックコーヒーで。
実は、ラオスではブラックコーヒーはあまり飲みません。かなり甘くして飲みます。
だだ私達はブラックコーヒーも好きなので、どちらでも問題ないです。
他国の食文化を知ると、日本の食文化もかえりみることができるのがいいですね!
かつて行ったラオスのコーヒー農園については、こちらの記事へ。
ホワンカオ小学校の児童と先生によるラオスの踊り

食後には、ラオスのホワンカオ小学校から来てくれた児童と先生による『ラオスの踊り』の披露。
飛び入り参加オッケーなので、べた妻も一緒に輪の中へ。
センスがあったようで、直ぐに上達。気に入ったようで、帰宅してからも踊っていました(笑)。
展示&販売



ラオスの現在、『ラオスのこども』の活動についてのポスターや、これまで出版してきた多くのラオス語図書が展示されていました。
ラオスの小物、織物販売では、様々な民族の刺繍、織文様のアイテムが取り揃っていました。
そこにはなんと!以前の展示販売会では、べた妻が手に入れることのできなかった超絶技巧の『タームック織りの布』が、販売しているではありませんか!(過去記事)
べた妻は、いつの間にか購入していました(笑)。貴重な布を手に入れることができ、とても喜んでいます。
大切にしてください。


コラム ラオスでのピーマイ 『水かけ祭り』


べたきちもワンシーズンだけですが、『水かけ祭り』を体験しました!
野外に出ると、知り合い、他人関係なく水をかけ合いました。
1年の中で一番暑くなるこの季節に、水浸しになるととても気持ちよかったことを覚えています。
興味のある方は、ぜひピーマイの季節にラオスを訪れてみてくださいね!
最後に
2025年5月24日(土)、25日(日)には、代々木公園で『ラオスフェスティバル』が開催されます。
『ラオスのこども』も出店するそうです!
ラオスに興味のある方もない方も、行ってみると楽しいですよ。
2025年は、日本とラオスが国交を結んで70年。両国の友好をどんどん深めることができるといいですね。
また、ぜひ他のラオスの記事、ファッションの記事、グルメの記事もご覧ください。
開催情報
名称 | ピーマイパーティ2025 特定非営利活動法人ラオスのこども |
開催日 | 2025年4月20日(日) |
時間 | 14:00~16:30 (会場13:45~) |
参加費 | 一般 3,500円、大学生 2,000円、小中高生 1,000円 |
会場 | 大田区池上会館 紅白梅の間 大田区池上1-32-8 |
アクセス | 東急池上線池上駅下車 徒歩約10分 |
駐車場 | あり |
公式URL | https://deknoylao.net/ |
最後までお読みいただきありがとうございました。ソークディー!



